本日、金環日食観測会が7:00よりありました。
学校で用意した600個のメガネは15日に全て注文済みとなり、観測会にも167名の申込みがあるなど、その関心の高さからも、たくさんの人がこの日を楽しみにしていたことが伺われます。あとは天候を祈るのみ・・学校に到着すると、太陽はその姿をしっかりと見せてくれています!観測会の始まり始まり~。
観測会は、メガネで観測する人、望遠鏡の映像をモニターで見る人、アルミホイルで囲った教室でピンホールで観察する人、三箇所に分かれて行いました。
その中でもここでは、環境大使で進めてきた「教室でピンホール観察」の様子を報告したいと思います。
先月、環境大使の集まりでで下実験を行ったピンホールでの太陽観察・・それを教室全体をつかってやってみよう!というもの。環境大使のみなさんがあらかじめ黒画用紙に書いた絵を窓に貼り付け、教室の窓全体をアルミ箔で覆いました。なかなか大変な作業工程でしたが、東向きの5階の教室、きっと楽しい観測ができることでしょう・・・結果やいかに!
アルミ箔で覆った教室☆ 校庭:望遠鏡映像をモニターへ投影
校庭:先生方が望遠鏡をセット☆ ぞくぞくと参加者が集まってきました
貸出用のフイルムを作成しました 教室から覗いている生徒もいます
そもそもピンホールで太陽の観察を・・とはどういうことでしょう。木の葉の間には色々な形の穴が開いています。でも、木漏れ日が全て丸い形に見えるのはなぜだろう?と不思議に思ったことはありませんか?あれは、実は太陽の形が見えているんです。
では、金環日食の時、木漏れ日はどんなふうに写るかというと・・・そう。ご想像の通り輪っかにみえます!部分日食のときもその時の太陽の形が見えますので、三日月型や鎌形など様々な形に変化します。どうですか?想像しただけで楽しそうでしょう。
朝、セットした教室に行くと、設置した絵が綺麗に三日月型になっています。
環境大使以外の生徒の皆さんには、その場で自分の開けた穴を観察してもらおうと、つまようじを用意し、窓に張ったアルミ箔に穴をプチプチとあけてもらうことにしました。
「ほんとに三日月型になった!」「三角にあけたのに太陽の形になった!」「小さい穴にするとピントがあわない~。」など色々な声が聞こえてきて、見ているとハート形・自分の名前・好きな歌手名・復興の願い・・・などなどたくさんのアイディアで壁いっぱいになりました。穴の大きさによって太陽の形が一番きれいに写る位置があるので、スクリーン版を前に動かしたり、後ろにしてみたり、身体を動かしながら金環日食をたっぷり楽しみました。
神秘的なこの天体現象、たくさんの人と同じ時間、同じものを見て、同じように感動したり歓声をあげたりしているなんて、とても素敵ですね。
210.5.21 アップでみると・・太陽の形になっています☆
鎌形になってきました 針であけた小さな穴も一つ一つ太陽の形です
どんな形にあけているのかな ブチブチ☆どこもかしこも穴だらけ^^;
花・・星・・❤型。かわいい女子の工作中 復興と感謝をこめて
魚の骨(先生作(笑)) ひばり!こちらはテレカの穴くらいの大きさで・・
日が高くなってきて投射板がとどかない・・と言っていたら、スカートに絵が泳いでいます☆
「がんばろう日本!」とたくさんホールで書いてくれた生徒もいましたが、あたりまえのように学校でみんなと観測会ができることにも感謝の気持ちを持って、またこれからの生活をがんばっていきましょう。
みなさん、朝早くからお疲れ様でした。
本日の観測会には167名+飛び入りの人で、最終的に200名を超える人が参加してくれました。メガネを持っていない人用に、手作りのフイルムお面の貸出しも行いましたが、「メガネよりもきれいに見えた!」と(笑)好評でした。次は金星の日面通過がありますね。日食メガネはまだ捨てずに持っていて下さいね^^