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2017年09月16日

科学部 エステルの合成

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エステルを合成する実験を行いました。エステル化とはカルボン酸とアルコールを反応させ、脱水結合させることで、出来た化合物をエステルといいます。今回はサリチル酸(フェノール)と無水酢酸(カルボン酸)に濃硫酸を加えて熱し、アセチルサリチル酸を生成しました。濃硫酸は脱水結合するために加えます。正確に言うと生成しようとしましたが、上手く生成できませんでした。サリチル酸の量が足りなかったためだと思われます。失敗したことは残念でしたが、スムーズかつ正確に実験を進められるようになりたいと思いました。

2017年09月09日

科学部 色素抽出から

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 今日はムラサキキャベツから色素を抽出し、その抽出液に酸や塩基を加えて色の変化を確認しました。
 まず精製水に刻んだムラサキキャベツを入れ,高温で抽出しました。(写真右)希硫酸を加えると紫色から赤色に変わりました。(写真左)また,水酸化ナトリウム水溶液を加えると紫色から黄緑色に変わりました。(写真中)この色の変化はムラサキキャベツに含まれるシア二ジンという物質がpHに反応し酸性には赤色に、アルカリ性には青色に変化するからと考えられます。後日、低温で抽出したときの色素と比較し、高温で抽出したときと異なるのかを確認していきます。(H.N.)

2017年06月25日

科学部 エステル化


今回はエステル化の実験を行いました。エステル化というのはカルボキシル基を持つカルボン酸(蟻酸や酢酸など)とヒドロキシ基を持つアルコールやフェノール類を濃硫酸を使って脱水しエステルを作る反応です。今回は蟻酸とエタノールのエステル(蟻酸エチル)と酢酸とエタノールのエステル(酢酸エチル)を生成しました。蟻酸、酢酸、エタノールは水に溶けますがエステル化すると水に溶けず沈殿となります。においもアルコールともカルボン酸とも言えない表し難いにおいでした。有機化学の実験はまだまだあります。実験を行い次第また随時ブログで報告します。

2017年06月12日

科学部 糖の還元性

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皆さん、糖に還元性があるとご存知でしたか?これは糖がヘミアセタール構造を持っているからです。今回はその性質を確かめる為グルコースを使用して銀鏡反応とフェーリング反応という二つの定性実験を行いました。
銀鏡反応は無色のトランス試薬(アンモニア性硝酸銀水溶液)に還元剤を入れ加熱すると試験管の内側に銀が張り付き鏡の様になる非常に綺麗な反応です。ここではグルコースは銀イオンを銀に還元する役割を果たしています。
フェーリング反応はフェーリング液A(硫酸銅(Ⅱ)五水和物)とフェーリング液B(酒石酸カリウムナトリウム)の混合溶液(深青色)と還元剤を混合し加熱すると褐色の酸化銅(Ⅰ)の沈殿が生じる反応です。ここでもグルコースは銅イオン(Ⅱ)を酸化銅(Ⅰ)に還元しています。
糖に還元性があると書きましたが全ての糖に還元性があるわけではありません。スクロースやトレハロースはヘミアセタール構造を持たないので還元性を示しません。一概に糖と言っても様々な種類があります。私たちの回りを見てもそれほど多くの糖があるようには思えませんが実際は莫大な数の糖が存在します。糖一つ取っても形が違ったり、性質が異なったりと奥深いものがあります。これは糖に限らず有機化合物全体に言えます。これが有機化学の面白いところではないでしょうか?

2016年08月12日

科学部文化祭準備~化学編~

お久しぶりの科学部です。只今学校は夏休みですが産総研、文化祭が近づいているので科学部はその準備に勤しんでいます。今年は中高合わせて生物・化学・地学の3分野の展示、発表です。今回は化学分野の内容を少しだけ公開します!

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科学部化学班が行うのは信号反応と呼ばれる実験です。
三角フラスコの中に綺麗な色の溶液が入ってますね。緑、黄、赤…まさしく信号の色です。さて、この溶液、一見すると全部バラバラの水溶液に思えますが入れている溶質、溶媒は一緒です。ただ振ったり静止させたりするだけで色が変化します。何かを加えたりなどは一切してません!過去に似たような実験で時計反応をブログに載せましたがあれは青紫色から無色に変化して終了でした。しかし今回の反応は色変化が繰り返し行われます!
不思議ですよね。色変化の実験が好きな部長も驚いた反応です。もっと詳しく知りたい、実際に見てみたいと言う方は高校校舎3階生物教室まで!
また科学部の展示見たいけど文系だから、高校の内容はもう忘れたから見に行っても分からないと思っている人も安心してください!優秀な部員が丁寧に分かりやすく説明します!
また、昨年に引き続き8月27日に産業技術総合研究所関西センターで出展も行います。行うのは信号反応です。時間のある方は是非見学にどうぞ!
それでは産総研、また文化祭で科学部一同お待ちしております。
部長S.S

2016年05月21日

科学部 日本生化学会ポスター発表

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 高校3年生3名が日本生化学会近畿支部例会でポスター発表をおこないました。昨年夏にサントリー研究者体験に参加して,そこでおこなった実験をA0サイズのポスターにまとめました。内容は超高校級と自負していますので,同じ高校生枠で参加していたSSH校や大学生の作品と比べても遜色ないものとなりました。ポスターの前で説明を聞いていただいた生化学会の先生方からも高く評価していただけたので,生徒たちの自信にもなったと思います。高校生ポスター発表要旨

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 他校の発表内容や大学生のポスターも興味深いものであったようです。空き時間に質問したり,ポスターをじっくりと読んでいる姿が見られました。

 このような機会を与えてくださった日本生化学会近畿支部の先生方,会場の神戸薬科大学の皆さま,ポスター作成にあたって助言をしてくださったサントリー生命科学財団の研究者の方に,この場をお借りしてお礼申し上げます。

2016年04月11日

科学部、始動!

科学部が新年度の活動を始めました!
科学部は実験と講習を行いながら、科学を学ぶクラブです。
只今新入部員募集中です!
活動内容を紹介するために、4月13日午後5時~と4月18日午後4時45分~の2回
高1対象の実験会を行います。(内容は当日に…)
先日、実験会に向けた予備実験を行いました。

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試験管内の無色の溶液。バーナーで加熱すると…。
結果は実験会で!
科学部の活動の様子はこのブログで随時お伝えします。
今年度もまた科学部をよろしくお願いいたします。

2015年11月15日

科学部 日能研サイエンスフェスタ2015参加

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 グランフロント大阪で行われた「サイエンスフェスタ2015」にブース出展しました。これは私立中高一貫校の理科教育や理科系クラブを体感するイベントで,昨年度からおこなわれています。昨年度は1000名くらいの参加者だったそうですが,今年はその倍くらいの参加があったようです。小学生とその保護者が対象ですが,必ずしも高学年の児童だけが参加するわけではないこと,小学生でも理解できて科学の楽しさが伝わること,何より安全性を確保することを考えて,オレンジジュースを使ったDNA抽出や,電気分解でムラサキキャベツの抽出液の色を変える実験を準備しました。10時~16時までの6時間で200名近い小学生に楽しんでもらえましたし,様子を見ていた保護者の方々からは自主的に生き生きと動く部員のようすに高く評価していただけたと思います。用意した100部の学校紹介パンフも終了前にすべて持って帰っていただきました。何より部員が達成感や自信をつけたのではないかと思っています。主催した日能研の方からは来年度も是非参加して欲しいとの言葉をいただけたので,それも励みになったことと思います。参加した高1・2の部員13名の皆さん,お疲れさまでした。顧問 AMI

2015年10月25日

科学部 積み重なる液体…?!

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 画像を見てください。試験管内にトリコロールの液体が入っていますね。しかもしっかり3層に分かれていてきれいですよね。お察しの方も居るとは思いますがこれは極性や比重を利用して作りました。今回は下の層からニトロベンゼン、水、石油エーテルを使いました。水はインジゴで,石油エーテルはスダンⅢでそれぞれ着色してあります。同じ液体と言う括りでも性質が違うだけで混じり合わず重なるなんて不思議ですよね。去年は重力電池を作りましたがこのようなことは何度やっても楽しいものです。S.S.

2015年10月11日

科学部 炎色反応

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現在、高校1年では化学基礎でmolの勉強をしているということなので実際に1mol/LのNaCl水溶液を作った後,その定性実験を行いました。NaCl水溶液の確認として,Naは炎色反応で、ClはAgNo3を滴下しAgClの白色沈殿が出るかで調べます。また、Naで炎色反応を行うので他の物質でも炎色反応を行いました。炎色反応はナトリウムの他に銅、リチウム、カリウム、カルシウムを使用しました。炎色反応の多くはきれいな色が確認出来ました。また、Clの確認の時にもよくわかる位の白い沈殿が生じました。
まだまだわからない事も多いですが講習、実験の両方を通して知識を深めようと思います。11月のサイエンスフェスタもしっかりできるように精進していきたいです。S.S.

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