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2015年09月21日

科学部 サリチル酸のエステル化実験

サリチル酸をエステル化してエステル化合物の合成実験を行いました。エステル化とは酸とアルコールが脱水縮合する反応の事です。サリチル酸はカルボキシ基とフェノール性ヒドロキシ基を持っているので2種類のエステル化合物を生成できます。今回はそのエステル化合物であるサリチル酸メチルとアセチルサリチル酸の両方を生成しました。
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サリチル酸メチルの合成は最初失敗しましたが2回目で成功させることができました。サリチル酸メチルは消炎鎮痛作用があり湿布の香りがしました。また、確認のために塩化鉄(Ⅲ)に加えたところサリチル酸は紫色、サリチル酸メチルは赤紫色に変化しました。
アセチルサリチル酸の合成は比較的簡単でした。白色で針状の結晶を確認することもできました。また、炭酸水素ナトリウム水溶液を加えると二酸化炭素が発生することも確認できました。アセチルサリチル酸は解熱鎮痛作用があります。
今回の実験ではミスも多く、おもったほどスムーズにできませんでした。実験の楽しさと同時に難しさや大変さを学ぶ事ができました。担当S.S.

2015年09月12日

科学部 産総研・研究所公開に参加

池田にある産業技術総合研究所関西センターでおこなわれた研究所公開に「高校理科クラブからの出展」として参加しました。近隣の5校の高校の理科系クラブが参加していました。

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本校は午後からの参加で「シアニジンの色の変化」の実験を行いました。色が変化する理由を物質の構造変化から化学的に、光の波長から物理学的に、網膜での受容から生物学的に、それぞれの部員が専門を活かして説明しました。実際に体験者が実験を行い、色が変化するのを利用して絵を描いて喜んだり、説明を真剣に聞いてくださって、嬉しかったです。特に産総研の研究者の方が説明を聞いて、「よく練習してきたのが分かる」とおっしゃてくださったのは自信になりました。
文化祭での反省を生かし、時間があまりない中、練習を重ね良いものに出来たと思います。また、空き時間には他校の実験にも参加し、良い刺激を受けることができました。産総研の研究者との交流会では私達の質問に丁寧に答えてくださり、研究者だけでなく他の職業にも通じるお話を伺い、今後様々なことに取り組もうとする意欲につながりました。
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しかし、まだ至らない点もありました。11月にはグランフロントでおこなわれる日能研・サイエンスフェスタに参加します。今回の反省も生かし、より良いものに出来るよう、これからもがんばっていきたいです。部長M.M.

2015年09月05日

科学部 色はいろいろ

 私たちはムラサキキャベツの抽出液を使った電気ペンの実験を行います。
ムラサキキャベツに含まれるシアニジンの性質を利用して、電気を通したスプーンで絵を描きます。何色がでるのか、なぜそうなるのかは実際に来て確認してください!
高校校舎3F生物実験室でお待ちしています。
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2015年06月16日

科学部 時計反応

時計反応とは化合物が混合して、化合物の濃度が周期的に変化したり、一定の誘導時間が経過した後に突然物質の性質が変化したりする化学反応のことです。今回はヨウ素デンプン反応を利用した古典的な時計反応を実現してみようとしています。以下は部員の報告です。

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時計反応の原理を理解するためヨウ素デンプン反応を行いました。ヨウ化カリウム水溶液と過酸化水素水混ぜた液にデンプン水溶液を加えると青紫色に変化しました。またそこにチオ硫酸ナトリウム水溶液を加えると青紫色だったのがまた透明になると言う反応を示しました。最初は何もわからない状態でしたがやっていく内にわかるようになっていきました。チオ硫酸ナトリウムを加えることによって色が透明に変化するのも面白味があり,楽しかったです。今後も経験を積みもっと難解な実験も行っていきたいと思います。S.S.

2014年12月24日

科学部 納会

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終業式の後、何とかLEDを使ったイルミネーションを完成させ、集まってくれた科学部員に見せることができました。完成まで遠回りしてしまったかもしれませんが、LEDについて以前より詳しくなれたので良かったです。慣れないはんだづけも上手な人を中心に協力して出来ました。
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重力電池を担当した部員もどんどん上達して、きれいに溶液を2層に分けて、電解液を作ってくれました。1.1Vの化学電池3つを直列につないで供給できる電力でLEDを光らせることができたことにあらためて驚きを感じます。皆で2学期を締めくくれて良かったです。S.N.

2014年12月18日

科学部 クリスマスらしい化学電池?!

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ダニエル電池の応用である重力電池を使ってLEDを光らせる実験をしました。おしゃれな化学電池にするために電池に必要な2種類の溶液を積み重ねて、上下2層に分けることに苦労しました。何度もやり直した末、透明と青色の2層にきれいに分けることができました。何時間もかけて成功させた分、感動も大きかったです。近日中に、LEDの回路をツリー形にしあげ、重力電池をおしゃれなグラスで作って、完成させるつもりです。H.A.

2014年12月14日

科学部 タンパク質の検出反応

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タンパク質の検出をしました。検出するタンパク質試料には卵白に食塩を加えて10倍に希釈したものとゼラチンを使いました。最初にビウレット反応をしました。ビウレット反応では1mLの水酸化ナトリウムと硫酸銅水溶液1滴を加えると、卵白もゼラチンも綺麗な紫色を示しました。次のキサントプロテイン反応では、卵白は濃硝酸を加えると黄色に変色し、その後水酸化ナトリウムを加えるとオレンジ色を示しました。この変色はベンゼン環構造を持っていることを示し、芳香族アミノ酸を含むことがわかります。ゼラチンでは、薄い黄色しか示さないことから芳香族アミノ酸をあまり含まないことがわかります。最後にニンヒドリン反応をしました。卵白はニンヒドリン溶液を入れて加熱すると、濃い青色を示しました。ゼラチンではほとんど透明ですが、薄い青色を示しました。
タンパク質の検出反応はそれぞれの反応で違った色を出すので彩りがあり、とても楽しかったです。また、溶液の濃度や量によっても色が変わってくるので、1滴や2滴など微量をピペットで扱う練習にもなりました。この経験を今後にも生かして行きたいです。M.K.

2014年11月24日

科学部 クリスマスと言えばイルミネーション

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12月のクリスマスに向けて、LEDとダニエル電池を使ったイルミネーション作りの準備をしました。第一段階として、ブレッドボードでLEDと抵抗と電池をつなぎ、LEDを光らせることができるかどうかを確認しましたが、少しつなぐ方法を変えただけで結果に影響してしまい、とても時間がかかりました。しかしそれだけにいっそう、きちんと光らせる方法がわかったときは大きな達成感を味わいました。完成まで、まだまだですが頑張ります。S.N.

2014年11月19日

科学部 ニワトリの脳の解剖

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 主に高校1年の部員でニワトリの脳の解剖と観察を行いました。一度煮たニワトリの頭を用いたので,生々しさはあまりありませんでしたが,鶏冠もついたままの形に躊躇することもありました。身や骨を外して,脳を上面や側面から観察し,スケッチを行いました。参加者のほとんどにとって初めての解剖で、戸惑うことも多かったですが、部位を一つひとつ確認することができました。M.M.

2014年11月10日

科学部 トラウベの人工細胞

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 今回、「トラウベの人工細胞」をつくる実験を行いました。これは、硫酸銅水溶液にフェロシアン化カリウム一粒を加えることで、フェロシアン化銅の半透膜が作られ、袋状になって成長していくというものです。一回目は硫酸銅の濃度を調べずに実験したため失敗してしまいましたが、二回目は調べてから行ったので見事成功し、嬉しかったです。色は汚いですが、育ってくると愛着がわいてくるものですね。H.N.

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