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国公立2次対策はこれでイコカ

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国公立大の個別試験は記述力が勝負。にわかには身につかないこの力をつけるには,効率よくやらねばなるまい。本番前日まで辛抱強くやり続けるべし。
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 国公立大の個別試験では記述問題が7~8割を占める。和訳・内容説明・要約・和文英訳・自由英作文など、大学によって問題形式は様々だが、いずれも読解力や表現力を試す問題だ。この二つはどちらも短期間で身につくものではないので、気長にやるしかない。読解力向上のためには、とにかくたくさん英文を読むことだ。読んだ後、段落ごとに要約してみると結構効果的だ。一方,表現力=記述力の対策は一人で学習するのが難しい。「ちゃんと書いたつもり」と自己満足に終わってしまいがちだからだ。自分の答を信頼できる第三者に見てもらうとよいだろう。最後に、試験が近くなってから、自由英作文が出題されることを知ってあわてるなんてことのないよう、志望校の過去問は早めにチェックしておくこと。
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 文系では数学Ⅱの微積分が頻出であり、理系では数学Ⅲ・Cが出題の中心といえる(つまり3年生の授業がとても大切だということ)。あとは比較的まんべんなく出ると覚悟した方がよい。個別試験では総合問題が中心なので、問題を解く力や計算力のほか、問題の分析力などもつけておかなければならない。そのためには良問を反復学習することが有効で、気に入った問題集・参考書(解答解説の詳しいものがよい)を別解を考えたりしながら理解が完全になるまで繰り返し解いていくのがよいだろう。
 また、個別試験は記述式が中心であり、答を求めることよりその過程が重視される。よって、採点者が読んで理解でき、得点のもらえる答案を書く力(答案作成力)が必要なのだ。ふだんから人に読んでもらうことを意識して答案を書くことを心がけてほしい。
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 国公立大の個別試験では、ほとんどの大学で記述式の問題が出題される。だから、言葉の知識や読解力といった基本的なことのほかに、要約力・表現力も身につける必要がある。そのためには、解説の詳しい問題集を利用して、自分の力で解答を作る練習をすることだ。この時、誰かに採点してもらうと効果的。他人に読んでもらって、不十分なところを指摘してもらうことで、的確な表現力が身につく。あとは、解説をよく読み、自分の考え方のどこが違ったのかを理解すること。これが読解力向上のポイントだ。
古・漢文では、間違えたところはそのつど調べ、苦手分野を残さないように。また、作文などの特徴的な出題がある大学を受験する場合は、その対策も重要だ。とくに作文は上達に時間がかかるので、早めにとりかかること。