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家庭学習の環境 2

さて、子供部屋(自室)を与えてもらっている場合、どのような環境が勉強するのに適しているのでしょう。こればかりは、人それぞれだとは思いますが、まずは一般論から入ってみたいと思います。
 ・勉強机の上には、何が置いてありますか?
 ・本棚のどの場所に、何の本が立っていますか?
 ・机の引き出しのどの場所に、何が入っていますか?
 ・通学用の鞄などは、どこに置いていますか?
 これら全てが完璧に答えられる人は、間違いなく学力が伸ばせる部屋だと思います。そうでない人は、片付けなければいけません。“どこから手をつけたらいいかわからない”という人は、まず初めに、机の上のガラクタ類を、本当に必要な物以外は、迷わず捨てる! その時、マスコット類や何かの景品などを眺めすぎて、思い出にふけっていては前に進みません。思い切って捨てる! そのうち、不要な物や余分な文房具類の多さに気づくでしょう。捨てるにはもったいないが、いらない物は、町内のバザーに出すとか、本校のインターアクトクラブの荒木田先生に相談するのもいいでしょう。無駄にならずに、リサイクルする方法を考えてくださるかも知れません。
 机の上が片付いたら、まずは本棚を整理してみてはどうでしょう。本以外は代用のきく物ですが、本だけは“その本”でないと意味がないからです。必要なときにすぐその本を手に取ることができれば、多くの場合、はかどるものです。そして、使ったら必ず元の場所に戻す。そして、寝る前には、たとえ作業(勉強)途中であっても、本を元の場所に戻し、机の上を片付けてから布団に入る。たとえ、深夜で睡魔に襲われていても、あるいは“明朝早起きして続きをするんだ”と思っていても、片付ける。もし、本当に早起きできたとしても、改めて本を開いた方が、気分も新たで、気合いも違ってきます。どうしても片付けてしまうのが不安であれば、整頓された机の上に、朝することをメモして置いておけば忘れることは無いでしょう。 因みに私は、いつもメモ用ノートを持っています。毎日、日付を書き、ノートの左端に□を付けてから、用件を右に書く。そして、その用件が済めば□の中に v を付ける。これを始めて、もう15年以上になりますが、それでも忘れることがあり、自責の念に陥りますが…
 次回は、また違った面から、部屋の様子を見ていきたいと思います。