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進路の先生に質問!

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A 逆転劇はたくさんあります。成績は試験当日まで伸び続けることを憶えていてください。

 薬学部を目指していた生徒が、医学部に進路変更をして見事合格したり、赤点だった生徒が合格するなど、この時期の逆転劇はたくさんあります。その生徒たちに共通しているのは、志望校に絶対に合格したい! ダメかも知れないけどやってみる!という「気力」があったことです。もちろん、「集中力」も重要な「気力」 の一つ。当然「学力」は必要ですが、それだけでは合格を勝ち取るのは難しいものです。最終の模試が終わると、成績の推移は見えにくくなりますが、成績は入試当日まで伸び続けます。それが頭にあるのとないのとでも伸びが違います。「気力」を持って、入試当日までぜひ頑張ってください。

A 現役生は、辞めない限り最後まで伸びます!

 この時期にセンター模試で、化学が40点しか得点できなかった生徒が、国立大理系に合格したケースがあります。その生徒には、私は教科書を読むことを奨めました。一度読み終えれば、化学という教科の全体像が把捉できます。二度目に教科書を読むときには、内容が頭に入るようになるでしょう。三度目で苦手な部分が把握でき、そこに焦点を合わせて勉強すれば、克服することも可能です。できない人は、分からないところが分かっていないから成績が伸びないのです。
 また、苦手意識をもつ生徒ほど、焦って「基礎からわかる問題集」 「短期間で完成する問題集」 に走りがち。しかし、解法のテクニックよりも、教科書をじつくり読み、基礎から理解することを大切にしてください。大学に入ってから本当の勉強をするためにも、基礎を徹底することが大切です。