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進路の先生に質問!

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A 正解を2、3間増やせば判定も変わる!現役生はまだまだ伸びると考えよう!

  この時期、努力したにも関わらず、模試の判定がDやEに下がって落ち込んでいる生徒がいます。しかし秋以降は浪人生が模試へ合流してきますから、多少順位が下がるのは仕方ありません。それに入
試で合格できるのは、A判定の生徒だけではありません。A判定の生徒が進学するのは一校だけです。B、Cでも十分合格できるのです。ですから、判定で悩むよりも、どのくらい点を取れば少なくともC判定以上になるのかを冷静に考えるほうが賢明です。
20061209.jpg これまでの経験では、例えば某予備校の模試でいうと、A-B、B-C、C-Dの間はSS(偏差値)2.5ぐらいだと考えられます。ではこの2.5は実際の点数では何点ぐらいに、問題数でいえば何問ぐらいに該当するのでしょうか。
 一般的に100点満点で想定すると、正答率が35%でSS50、45~60%でSS60ぐらいでしょうか。SS10の差は正答率で15%、点数では100点満点でいうと15点です。問題数でいうと6問前後、ということはあと3~4問できればSS5、あと2、3問できればSS2.5は上げられるわけです。これならもう少し頑張れば追い上げられると思いませんか?

A 秋の模試は難易度が高め。それでも以前よりできたことを確認した方がいい。

 秋には、難易度が高めの模擬テストが実施されます。その結果に心配する生徒は少なくありません。そんなときはマイナスイメージを持つのではなく、以前よりもこれだけ伸びているとか、成績の伸びしろを確認したほうがいいです。それには,点数で確認します。偏差値だとどのように成績を伸ばせばよいのか、イメージしにくいのですが、点数なら具体的な目標を設定できます。また、個々の得意・不得意科目を把撞して得意な英語は20点、苦手な数学ではあと10点伸ばす、というように、各分野であと何点とれば良いのかという目標も明確にできます。とにかく現状の自分の力を認識し、これからどのように成績を伸ばせばよいのかを、データや担任の先生方の経験をもとにして、考えていくとよいでしょう。
 また、この時期は浪人生と現役生の差が出やすい時でもあります。国公立大志望の生徒の中には、まだ理科と社会の2科目目まで手が回っていない人が少なくないでしょう。この時点では、一通り勉強している浪人生と、どうしても差がつきやすくなってしまいます。しかし、逆にいえば現役生はここからが勝負。とくに社会と理科は、今からでも成績を伸ばすことは十分可能です。とにかく最後まで絶対に諦めないこと。志望校の学力と自分の学力の差を、いかに埋めるかということだけです。そして、「大学に行きたい!」という思いが強いほど、願いは叶う方向にすすむものだということを忘れないでください。