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職業人に学ぶ 2

 先日実施した「職業人に学ぶ」を受講した生徒たちの感想が出ました。沢山の生徒たちの感想を載せたかったのですが、何人かを抜粋しました。今日は、建築・設計士の方と、舞台装置デザイナーの方の講義を聞いての感想を紹介します。(ほぼ、生徒の文章そのままです。)
☆建築・設計(建築設計室 代表者)   受講者:23人
「建築の分野」、建築設計を職業として選んだ経緯と経験談について
・自分がなりたい建築家、そのままの人でとても良い話が聞けて光栄です。調べても分からなかった一級建築士のことや大学を卒業したら、どんな所へ仕事に就けば良いのかなどはとてもためになりました。しかも私が目指している大学の学部卒業だし、講師の方が建てた建物は私の家のすぐ近くにあり運命的な出会いであったのではないかと思うくらいです。気になっていた物理も受けなくても良いと聞けたし大満足でした。その大学に入るためには今の3倍くらい頑張らなければなりませんが今日聞いた話を目標に勉強も頑張ろうと思います。
・一級建築士試験は、二級建築士資格保持者か大学の建築科を卒業し2年以上の実務経験を有する人しか受けれないと聞いてびっくりしました。しかも合格率は10%程度と聞いてさらにびっくりしました。講師の方の体験談の中でもこの仕事を選んで良かったという話が面白かったです。話の内容は自分が作りたい物を人のお金で作れるということや繰り返しがないということ、繰り返しがないというのは同じ建物を作らないと言うことです。同じ物を作らないというのは大変だけど刺激があるのでいいそうです。
・今までの社会的経験や建築・設計の話を聞けて良かった。阪神大震災の時に講師の方が関係しているのを知っていろんな人に助けられてるんだと思った。いろんなことに興味を持つことが大事だということをまた教えてもらった。
 ・自分の手でいろいろな建物を建てることができる仕事はとても魅力的な仕事だと思った。普段あまり知る機会が少ない建築・設計という職種をプリントを使ったり、とても詳しく知ることができて良かった。物を作ることは好きな方なので少し興味があるので考えてみたい。 
・建築のことについて、今までに知らないことをたくさん知ることができた。建築士にはとても難しい国家試験を受けて合格した者だけがなれるのだが、それだけ難しいテストを突破した者だけがなれるのだから、それだけ信頼も高くなるのだと僕は思いました。
・聞いているだけでもすごく大変そうなお仕事だと思いました。「一級建築士」という資格を取るのでも、合格率がとても低く大変な道のりです。でも、いろいろなものに関心を持って取り組み、良いものを見たり聞いたりして自分のものにして作り出していくという仕事であることは、とてもすてきな仕事だと思いました。お話ししてくれた講師の方は、とても建築士という仕事に誇りを持っていて、私もまだ漠然としていてよく分からないけどいろいろと勉強をして自分の道を探していきたいと思いました。
・説明の仕方がとても丁寧だった。一級建築士のすごさが分かった。イルミネーションが特殊設計だったなんて知らなかった。英語が苦手(嫌い)で物作りが好き(得意)という所は僕と一緒だと思った。
・話を聞いて、建築・設計の仕事がどんなことをするのか、一級建築士などの資格を取る方法、試験を受けるのにもどんな資格、経験が必要なのか、資格を取るとどんなことができるようになるのか、世の中にはどれくらいの建築士がいるのか、そしてその建築士の中でも職域・職務が分かれているのかなどがとてもよく分かったし、どれだけ講師の方がこの仕事を好きなのか、楽しいのかがすごく伝わってきて聞いていて聞けて良かったと思いました。とてもこの仕事に興味が持てて良かったです。

☆装置デザイナー(宝塚歌劇団 幹事)    受講者:33人
自身が最も興味を持つ世界と適正と職業の体験談について
・人は知らず知らずのうちに<構想>を組み立てているんだなあと思いました。何事にもやる気や集中力がないとやり遂げることができないということを改めて感じました。講師の方は結構年輩の人だったのですが、何事にも一生懸命で充実して仕事をしているからとても若々しくて素敵でした。
・デザインしたステージの写真を見せていただいたり、デザイン画を見せていただいたりしてとても楽しかった。デザイナーという仕事だけじゃなく、「なぜ仕事をするのか」「いつから目指すのか」など、「仕事」という全体を通しての話だったので、いろんなことを考えさせられる良いお話でした。その中で、「構想」というテーマがありました。仕事を決めるのも好きなことを仕事にするのもすべて構想を自分で練っている。でも仕事をしないことだって構想だ、という話でした。私もまだぼんやりとしか決まってないことを少し具体的にしていきたいと思いました。
・あまり普段見ることがないというより仕事の内容がよく分からない職業なのでどんな講義だろうと思ったんですが、いきなり矢のような一言が飛んできて驚きました。意外と舞台デザインについての話は少なくて、絵のスタイルとかテーマだとかの話が多かったです。証明と背景と役者と音楽と全部合わせて完成の舞台演出と、それ1つで完成の絵の違いというのを絵(舞台用の設定画)を見せて教えてくださって面白かったです。
・素で面白かったです。いっぱい知ってることあったし。ちょっと近づけた感じ。「エリザベート」なんかめちゃめちゃ大好きやったし。舞台見てて「ほんまにキレイやなあ」って思ったし。最初のオープニングとエンディングの雰囲気なんかほんまに大好き。そんな人が目の前に~と思っただけで、とっても光栄でした。あと、意外なことに講師の方の学生時代はテニス部でした。いま、絵(講師の方が描かれた)を改めてみたけどほんますごい。何回ゆーねんってぐらいすごい。あとでお話ししてたんですけど(個人的に)やっぱり私の知ってる舞台のほとんどが講師の方のデザインで、私の好きなやつとかもあって聞いたら「そやろ。キレイやったやろ。」って笑顔でお話ししてました。「そでからみんなの反応聞きに行って『オー』って言うてんの聞いて『よっしゃ』と思いながら帰ってくねん」って話してました。
・すごく大きな空間を作るという責任の大きな仕事を迷わずできるというのは講師の方が自分の道を持っているからこそと思います。お客さんが舞台を見てウァーと言ってくれると『よっしゃ』と思うそうです。そういう自分の幸せみたいなのを見つけれるといいなと思いました。