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数と雑学1

 センターテストが終わり早一週間が過ぎました。各予備校におけるセンターリサーチも終わり、大学の合格可能性も出た今、どの大学を受けるか今考えていることだと思います。いよいよ今日から国公立大学の出願が始まりました。前期・中期・後期とも今日1月29日(月)から2月6日(火)まで出願できます。そして、前期は2月25日(日)、中期は3月8日(木)、後期は3月12日(月)に個別試験が行われます。まだ1ヶ月近くありますので、最後まであきらめずに集中して頑張ってほしいと思います。
 また、私立大学の入試も今週から本格的に始まります。ちなみにこの近辺でいえば、今日入学試験が行われるのは、大阪芸術大学・大阪工業大学・関西福祉科学大学・京都学園大学・京都女子大学・京都精華大学・甲南女子大学・神戸夙川学院大学・神戸親和女子大学・同志社女子大学・奈良産業大学・桃山学院大学などがあります。高3生・浪人生がみな合格をとれるよう祈っていますので、頑張ってほしいと思います。
 ところで、この前テレビを見ていたら、芸人雑学王決定戦というのがやっていました。少し一般常識に自信があって見ていたのですが、予想以上に分からず少し自信喪失してしまいました。そこで、最近少し雑学について調べてみましたので、それを何回かに分けて紹介したいと思います。
 今日は、「初夢」について書きたいと思います。「初夢」とは新年最初に見る夢のことで、一般的には1月2日の夜に見る夢と言われています。縁起がいいのは一般に、「一富士(ふじ)二鷹(たか)三茄子(なす)」というのは有名(一般常識)ですよね。ではなぜ、富士・鷹・茄子が縁起がいいのだろう?疑問に思いませんか?調べてみると、これには3つの説があるそうです。
 1つ目は、元禄の頃、駿河の国(現在の静岡県)で高いもの、あるいは名物名産を並べたという説です。富士山は日本一の山、愛鷹山(あしたかやま)の俗称である鷹、高値をつける初茄子。
2つ目は、徳川家康の自慢説です。高大な富士は神々しい霊峰であり、末広がりの形は繁栄につながる。その裾野ではよく鷹狩りが行われていたが、鷹の強さは武運、空高く飛ぶことは機運の上昇を表す。家康が大好物であった茄子は「成す」につながり、茄子には毛がないので「怪我(けが)がない」。
3つ目は、日本の三大仇討ち説です。富士は、曽我祐成・時到の曽我兄弟が父を殺した工藤祐経を討った場所。赤穂浪士が仇に報いた主君浅野内匠頭長矩の紋所は鷹の羽。江戸の剣客荒木又右衛門が義弟の渡辺数馬を助けて備前藩士河合又五郎を討った伊賀上野(現在の三重県)は茄子の産地。
この3つの説の内、2つ目の説が有力だそうですが、本当はどうでしょうか。そして、実は私は知らなかったのですが、これ(一富士二鷹三茄子)には続きがあって、四五六があるのです。知っていましたか?それは、「四扇(おうぎ)五多波姑(たばこ)六座頭(ざとう)」です。扇は末広がり、多波姑(煙草)は煙が立ち昇り、座頭(琵琶や琴を弾いたり、按摩(あんま)や鍼(はり)を職業とした盲人の総称で、髪を剃っていた)は毛が(怪我)ないといった理由だそうです。