関西大学政策創造学部1期生
関西大学には今年度から「政策創造学部」が誕生しています。先日、この学部の第1期生として入学した卒業生が遊びにきました。
「政策創造学部」とは聞き慣れない学部名ですが、「国際・アジア専修」「組織・政策専修」「地域・都市専修」の3つの専修があり、多様な領域を横断的に学べるとのこと。そして、この学部の大きな特徴が少人数・双方向の授業形態であるゼミを重視することで、入学したばかりでもゼミに所属して、論文を書く練習も始まっているそうです。
Aくんは論文を提出した後、教授直々に呼び出されたそうです。
なんでも提出した学生の中で一番優れていて将来見所がある、とお褒めの言葉を賜ったとか。雲雀丘の卒業生もなかなかやりますね!
Aくんはその論文を見せてくれ、HP掲載の許可を得ましたのでここで抜粋したものを紹介します。
論題は「大学の実学教育の必要性」。在校生の皆さんにも読んでほしい内容です。
「今日の大学の実学教育の是非を論じる前に、まず、理解しなければならないことは「大学は義務教育ではない」ということである。つまり、義務教育を終え、基礎的なことからさらに自分の興味のあるものをもっと高いレベルで専門的に勉強して、実践的に使える学「実学」にするべきだろう。しかし、大学全入時代といわれる現在、そのような考えを持っている大学生ばかりではない。なんとなく大学に入り、自分のしたいこと、目標は決めておらす、大学生活の四年間の間に見つけよう、大学はそのためのモラトリアム期間だと思っている人も少なくない。
だが、私は大学の実学教育はそういった人たちにとっても大きなメリットがあると考える。なぜなら、目標が決まらない大学生にとって大学で実学を学ぶということは最も分かりやすい目標になるからである。実学を通じて今までとは違う、専門的なことを学ぶことによって、自分の視野も広がり、したい事もみつかるかもしれない。
有意義な大学生活、またはその後の社会人生活を過ごすためには明確な将来像、したいことはとても重要である。そしてそのためには実学を学ぶことを通じて自分の視野を広げることが必要不可欠である。」
1期生になって、その学部を切り開いていくのも魅力的ですね。Aくん頑張れ!またのお越しもお待ちしています(^^)/