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数楽パズルあれこれ③

 今日は、これも有名な話ですが、正直村と嘘つき村の問題があります。どんな問題(話)かというと、あるところに正直村と嘘つき村があります。正直村の村人はどんな質問にも正直に正しい答えしか言いません。それに対して、嘘つき村の村人はどんな質問にも嘘(偽った)答えしか言いません。ある旅人が、三叉路にたどり着きました。そこには、正直村か嘘つき村かどちらの村人が分からない1人の村人がいました。そして、その三叉路は、左右のどちらかは正直村に、もう一方は嘘つき村に通じています。旅人は、正直村に行こうとしています。では、問題です。三叉路にいる村人にどんな質問をすれば、旅人は正直村に行くことが出来るでしょうか。考えてみてください。


 これは、論理の問題です。正しくても、嘘でも(偽っていても)同じ答えになるように質問すればいいのです。そして、この話は、今有名な「孫悟空」にでてくる三蔵法師の逸話にもあります。これは、こういう話です。あるとき、孫悟空に化ける妖怪が出てきました。その化けた姿はまったく区別がつきません。しかし、孫悟空は正しいことしか言わず、妖怪は嘘しかつきません。あるとき、孫悟空が三蔵法師の前にでてきました。しかし、それは、孫悟空か妖怪か分かりません。そこで、三蔵法師はどんな質問をしたかです。その質問によって三蔵法師は孫悟空か妖怪かを見分けたそうです。さあ、考えてみてください。


 答えのヒントは、この質問をすれば、答えは正直であろうと嘘つきであろうと同じ答えになり、「はい」と答えると結果が1つに決まり、「いいえ」と答えると別の結果になるようにすればいいのです。さあ、考えてみましょう。(それでもわからなければ、図書館へレッツゴー!)