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2008年入試の志望動向は?

全国の模擬試験受験者の志望校から入試志望動向が見えてきます。
今年の動向は以下の通りだそうです。ひとつの資料として使ってください。
いよいよ追い込みの高3生 がんばれ!

◆経済・経営・商学系統の人気上昇
景況感の回復を受け、経済・経営・商学系統の人気上昇が続いている。今回の模試動向では昨年を100とした場合の志望者指数113と、全学部系統の中で志望者数の増加が最も顕著である。
◆教員養成・教育学系統は落ち着いた人気
教員養成・教育学系統はここ数年改組・再編が続いており、教員養成課程が拡充され、非教員養成課程が廃止・縮小される潮流にある。2008年度入試でも7大学の当該系統学部で課程再編が行われるが、系統全体の人気は落ち着いており、教員養成系統、非教員養成系統ともに前年並の志望者数となっている。
◆理学、工学系統で志望者数増加
理系では理学、工学系統で志望者数増加が目立っている。特に、2007年度入試で数年ぶりに志願者数が増加に転じた工学系統は、昨年を100とした時の志望者指数111と理系で最も志望者数の増加割合が大きく、人気の回復がうかがえる。
◆保健衛生学系統は前年並の人気
保健衛生学系統は、資格志向を背景に高人気が続いていたが、2007年度入試では理学療法、作業療法を中心に志願者数が減少した。今回の模試でも、系統全体の志望者数は前年並であるものの、理学療法、作業療法では志望者数が減少している。
◆医学、歯学、薬学系統は相対的に低人気
 国公立大全体の志望者数が昨年を100とした時の志望者指数105であるのに対し、医学、歯学、薬学系統は、98、92、100と相対的に低人気である。薬学系統は2003年度入試をピークに志願者数の減少が続いているが、人気回復の兆しは見られない。