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「高1 職業人に学ぶ」④

 今日は、理学療法士の「堤氏」です。理学療法士の資格について?どんな仕事をするのかなどについてお話しいただきました。
・ずっとあこがれていた職業だったので、話を聞けて本当に良かったと思いました。今回もだけど、勉強をあんまりしてなくて、テストでも良い点は取れなかったので、普段から勉強しようと思いました。体力とかが必要らしいので、運動して体を作っておこうと思いました。病院内だけだと思ってたけど、いろんなところで活動してるのを知って、ますます魅力的な仕事だと思い、なりたいなあと思いました。
・「オートマティック」という言葉が印象に残りました。職業適性では上位だったけど、数学が不得意で辛抱強くない僕にはとても勤まらないです。やはりストレスもあるだろうけど、それ以上に患者さんを思い、いたわる気持ちが強いのだろうと思いました。前に靭帯を傷めてサッカーの試合に出ることが出来なかったとき、カウンセリングはとてもありがたかったです。僕にはまねできないすばらしい仕事だと思いました。
・思いの外理学療法士の働きの場が多いことに驚きました。ただ医学の知識だけではなく、コミュニケーションをどれだけうまく取れるかとか、トラブル発生時の対応力なども求められるので、結構ハードな仕事だけれど、やりがいはあるんだなあと堤さんの顔を見て思った。理学療法士には小さい頃お世話になっただけで、正直あまり詳しく知らなかったけれど、やりがいや今やっおくことなども含めてたくさんの話が聞けて良かった。「自分のやりたいことが決まってなくても落ち込むことはないし、興味があることにどんどんチャレンジしたらいいよ」という言葉に心の底から感動し、励まされた。

 次に、演出家の「石田氏」です。自身が最も興味を持つ世界と適正と職業の体験談をもとにお話しいただきました。
・全体的にいえば、声の通りも大きさもよく、話も様々なことを話してくださったし、面白かったと思います。興味を引かれたことは、脚本で固有名詞をなるべく使わないようにしなければならないことです。その代わりに嘘の名前を考えなければいけないわけですが、それも読んですぐ分かってしまうものもいけないし、読んでも分からないものでもいけないようです。その上正しくない日本語、例えば「好きくない」や、冗談で「話の腰をくじく」などを使う場面もあるのですが、それが通じる人と通じない人がいると言われ、何ともややこしい話だとは思いましたが、そこを含んでも楽しんでもらえるような作品を書いてみたいとも感じました。驚いたことは、脚本・演出家には国家試験などでの資格が入らないということです。資格に関しては詳しくはなかったのですが、何か一つはいると思っていました。
・資格がなくても脚本家・演出家になれるということに驚いた。でもだからこそ、持ち前の才能などがないとなれない狭き門の職業なんだろうなとも思った。楽しいだけならお金を取る、しんどいことも辛いこともあるから仕事なんだという意味の「仕事はディズニーランドじゃない」という言葉がとても心に響きました。よくテレビのドラマなどを見て、あの女優はセリフが棒読みだとか思っていたけど、実際自分が脚本を読むと、感情を込めるどころか詰まらず読むことすら出来なかった。命のないものに魂を注ぎ込む仕事ということなんだろうなと身にしみて感じました。
・演出家の仕事っていうのは頭を使う仕事だなと思いました。私はこの職業について何の知識もなかったので、新しい発見がたくさんあり楽しかったです。話が興味を引く内容で工夫をしてくださっていただいたので、とても話が聞きやすかったです。宝塚のことについては全然知らなかったので、トップスターになればその後は引退するしかないことや、雑誌のように対象年齢が決まっていなくて大変だということなど、初めて知りました。活字に感情を込めて人に伝えることの難しさを実感しました。