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「高1 職業人に学ぶ」⑦

 今日は、医師・大学教授である「石蔵氏」です。大阪大学医学部保健学科で教育・研究を行っています。医師・検査技師・放射線技師・看護師を目指す高校生にそれぞれの仕事についてお話しいただきました。
・CTで見た全身の映像がとてもリアルで驚いた。体も切らずに10分ぐらいで見られるようになるというのも驚きだった。事故などがあって大量にけが人が出たとき、色分けした札を首からかけてそれによって助ける順番を決めていたことも驚いた。もう助からない、と判断された人はとてもかわいそうだとは思うけど、助けられる人から助けなければ助かる人も少ないので、非情だけど仕方がないことだとも思った。ERを見ていたとき、日本語の字幕を隠されたとき本当に何を言っているか分からなかった。医学系への道に進もうとする人は、常に勉強していなければならないので、勉強嫌いな人は来ない方がいいと聞いて、大変そうだと思った。90%の人しか資格を取れないというのは意外だった。
・医学部の仕組みがよく分かって良かったです。話を聞いているだけで、すごく大変そうだと思いました。でも興味があるので、医学部に入りたいと思いました。コンピューターの発達で、いろいろな検査が短い時間で出来るのはすごいと思いました。ERのビデオを見て、医師や看護師が自分のやることを分かっていて、行動が早くかっこよかったです。英語がとても必要だと分かりました。手術のとき血を見るのが怖いというのは慣れる、と聞いて安心しました。
・大学院にかなり興味があったので、博士の話が分かって良かったです。病院ばかりを考えていたけど、企業に就職するのも悪くないなと思いました。英会話(リスニング)には少し自信があったけど、ER(医学ドラマDVD)を見て、ほんの少し分からなくてショックを受けました。石蔵さんの言うとおり、一般のアメリカ人が5割しか分からないものを、日本人が少し勉強しただけで10割分かるわけがなく、気が遠くなりました。でもそれと同時にやる気も起きました。医学に興味のある自分にあった、学部を探す手段になっていい経験になりました。

 次に、司法書士である「太田垣氏」です。不動産の登記、会社の登記などをしたり、また、簡易裁判所では弁護士と同じ業務も出来るのが、司法書士です。弁護士との違いや資格取得の方法など、出来る限りわかりやすくお話しいただきました。
・太田垣さんの話を聞いて、司法書士のことが詳しく分かった。司法試験の科目がたくさんあって合格率は3%未満だから、司法書士になるのは大変だなと思った。でもなるにはどうしたらいいかとか考えることも聞いて大事だなと思いました。
・まず、平均年収が1000万円以上というだけで驚いた。司法書士になるためには国家試験に合格しなければならないし、合格率が3%未満でとても難しいということが分かった。でも、法学部出身でなくても、勉強をしていなくても、努力をして頑張れば入れると聞いて、勉強しようと思った。貴重な時間を嫌いな仕事をせずに、一番自分に合う仕事をするのが大事だと思った。考える力が大切だということも分かった。また自分で開業すると、自由な時間を自分で作ることも出来るということが分かった。
・あまり司法書士の仕事がどんなものか分からずに選んだけれど、調べたり今日の話を聞いて興味が出てきました。国家試験も難しそうだし、司法書士になるのは無理に近いと思っていました。でも今日の話を聞くと、考える力や努力をしたりして行動することによって、誰でも成功することが出来るんだなあと思いました。「どうすればいいか」をよく考えることで、成功するかしないかは大きく変わるのはすごいと思いました。今成績が悪くても、これからどうするかでまだまだ自分の道は開けると思えたので、これからよく考えて努力しようと思いました。今日まで司法書士には余り興味がなかったけど、とても興味が出てきたので、候補に入れておこうと思います。