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受験心得(2)

 受験心得の続きです。

3: 試験場への交通機関の確認、出来れば下見も。携行品の確認、特に受験票。
交通機関と所要時間、場所、雰囲気の確認のためにも下見をしておいた方が良いでしょう。交通機関のダイヤの確認もしておくべきです。都市部の朝の通勤ラッシュは乗り換えだけでも時間的にロスがあるので、余裕をもたせて移動時間を考えておくべきです。携行品もチェックして揃えておくべきです。すべてを羅列はしません。一番大事なのは受験票、生徒手帳(これは身分証明用です)、筆記用具、お金(交通費、宿泊費等)でしょう。宿泊費といえば、試験会場が遠隔地の場合、前夜の宿泊の手配を忘れないこと。受験者の多い大学では早めに宿泊の手配をしないと満室の場合がありますから注意してください。

4: 試験前日は入浴して早めに就寝。勉強は軽めにポイントの整理程度が望ましい。
    前日は早めに就寝するべきですが、あまり早く床に就くと気持ちが昂ぶって眠れなくなるものです。入学試験を控えれば緊張、不安、興奮で眠れなくなくなるということは、多かれ少なかれ受験生全員におこることですから、これは自分だけではないのだと考えて、平常どおりに就寝することを心がけることです。そこで、軽めに明日の受験科目について自分のまとめたポイントをおさらいする程度の頭脳労働はした方がいいでしょう。しかし間違っても解けそうもない難問に取り組むのはやめてください。不安を増幅させるだけです。

5: 試験当日は試験開始の4時間前に起床。朝食はしっかり摂っておくこと。
    人間の頭脳というものが正常に機能するためには、目覚めてから4時間が必要とされています。従って、試験が始まる時刻から逆算して早起きする必要があります。試験開始時刻に間に合いさえすればよいと思うのは、大きな間違いです。そして朝食はしっかり摂ってください。服装については試験会場の暖房具の不備やトラブルも考慮して寒さに対する対策が必要です。リラックスして試験に臨める服装であるとともに、体温調節できるカーディガンなどを用意しておくと良いでしょう。

6: 弁当持参、出来れば温かい飲み物も。30分前までには試験会場到着のこと。
    弁当は持参したほうが賢明です。なれない場所を昼食を求めて徘徊するのは精神衛生的にもよくありません。探しあぐねた挙句、昼食抜きなどということになったら、目も当てられません。昔から「腹が減っては戦ができぬ」といいます。出来れば温かい飲み物も持参するとよいでしょう。
 試験場には30分前までには到着して、落ち着いて試験に臨むようにしましょう。息せき切って試験場に到着するようでは、精神的にもかなり動揺していますから、試験に集中できないことになります。

文責: 山本正彦