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数学雑学1

 関関同立など、だいたいの私立大学の入試が済み、結果が受験生に送られていることだと思いますが、どうだったのでしょうか。合格した者も残念ながら不合格だった者も学校に連絡してほしいと思います。担任の先生は待っていますよ。また、東京の私立大学を受験する者は今から本格的に始まり、そして、国公立大学が第1志望の者は、前期入試まであと2週間と少しになりました。今、自分の受験する大学の過去問題などに取り組み、最後の追い込みをしていると思いますが、最後までしっかり頑張ってほしいと思います。良い結果が出るように祈っています。

 久しぶりに帰ってきました。この1週間は数学雑学について書きたいと思っています。今回のテーマは「単位」です。数学というより、理科の分野に近いと思います。
 「単位」は、現在、国際単位系(SI)によって定められています。国際単位系とは、基本的にはメートル法による単位系です。1790年、フランスの外交官、タレーランの提案により、地球の子午線の長さをもとに1メートルの長さを決め、すべて10進法で表現するメートル法が制定されました。その後、1875年、メートル外交官会議でメートル条約が成立しました。そして、メートル法は、長さ・質量・面積だけでなく、時間・電気・光・熱などの量も含むようになりました。その後、1960年、第11回国際度量衡総会(CGPM)で、国際単位系(SI:システム・インターナショナル・ヂュニテス)が制定されました。日本では、平成5年(1993年)から、改正された新計量法によって、SIではない単位が一定の期間を定め廃止され、現在は全面的にSIに移行しています。従って、今現在ではほとんど全ての単位が全世界的に統一されているといえます。
 では、次回からは細かい話をしていきましょう。