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「職業人に学ぶ」を聴講した生徒の感想文

グラフィックデザイナー、大学講師

・直感的に自分の表現したいものをデザインし、それを認めてもらう仕事だと思っていたが、実際はしっかり頭を使ってテーマに対応したデザインを作るというしっかりした職業だと分かった。一言にグラフィックデザインといっても自分の想像以上に様々な種類があることを知った。グラフィックデザインでは、製品デザインがすべてだと思っていたので、グラフィックデザインが自分の想像しないいろいろな場所で活躍していると知り、なんだか自分はまだまだ無知だと感じた。やはり、芸術系で生きていくのは厳しいのだと改めて分かった。

・デザインは多岐の分野にわたっていて、様々な媒体を通して私たちに伝達されていると分かった。デザインを作り出すまでには多くの考慮すべきことがあり、デザインの案も多く提出しなければならない。自分一人でなくプランナーやコピーライターと話し合い考えるのは難しい面もあると思った。自分が良いと思うだけでなく、世間・社会的にも認められるように、客観的視点から見つめ、自分の視点と比較することが大切なんだと思った。瞬間的な閃きも重要だけど、集中して頭の中から絞り出すことも重要だそうだ。人工物はすべてデザインでできていて、そのデザインを発注する人の育成なども重要らしい。デザイナーになるには、絵の練習は欠かせないし、また、相手の言葉を理解し、自らの言葉をはっきりと主張することも大切なんだと思った。

・広告一つにしても、どうしたら人に注目してもらえるか工夫をして、光に種類も重要視して作っていて、すごいと思った。浴衣の話や公文のポスターなど、身近でわかりやすかったです。人の心をどうつかむかが大切なので、有名な言葉や映画のタイトルを使うというのは今ではよくあるけれど、自分で考えて作るのは難しいと思った。絵や写真だけでなく文字のデザインも大切で、二階建て電車の形に注目して文字を2行に書くという思いつきに感心した。私たちが日頃見ているデザインもデザイナーが選びに選び抜いたものだと分かった。

・デザイナーという仕事は知っているようで知らなかった。実際にデザインされた写真をみせてもらって、建築物や電車などもデザインされていることを知り、驚いた。私たちが、いつも目にしている広告や、インテリアなどもデザインなんだと思うと何か不思議な感じがした。写真や文字の配置、色で私たちの気持ちを動かすことができる視覚表現は面白いと思った。また、デザイナーになるのに資格がいらないと知って、驚いた。それだけに厳しい世界だけど、達成感もあって素晴らしいと思った。