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「卒業生に学ぶ」感想④

 前回の続きです。

⑦ 教育実習生(京都市立芸術大学 音楽学部)
〔講師感想〕
 思っていたより時間がたつのが早く、必要最低限のことしか話すことができなかったので、面白くない講演になってしまったように思います。特に1限目がそうでした。1限目は自分の高校時代のことを長く語りすぎてしまったので、2限目は自分のことは短くまとめて、大学についての話を多めにしました。クラシックを一曲歌うつもりでしたが、時間的に無理でした。
 私は生徒たちに自分の将来は大学で決めず、大学を出た後の長い生涯をどう生きたいかによって、大学を決定するように伝えたいと思っていました。生徒たちからのコメントを読んでみると、しっかり受け取ってくれた生徒が多いようで嬉しく思います。生徒たちが私の話を聞いて、真剣に考えてくれていることが分かって大変嬉しいです。
〔生徒感想〕
・音楽を聴いて涙を流すと言うことに共感できます。テレビドラマの「のだめカンタービレ」で、ベートーヴェンの曲を聴いたとき、なぜか涙が止まりませんでした。私はそのドラマを見て、ピアノで弾きたい曲も増えて、ピアノを弾くことが楽しくなっていました。でも、音大に興味はあったのですが、自分の趣味が仕事に変わるのは苦しいかも知れない、と思うようにもなりました。なので、よく考えたいと思います。
・大学受験はすべてを中途半端にするのではなく、自分に必要な教科だけを徹底的にすることが一番なんだなと思いました。大学に入ることを目標にしてはいけなくて、大学に入ったその先を考えて大学を選ぶべきだと分かりました。それと同時に、大学の人たちのおもしろさ、楽しさを教えてもらえてすごく良かったです。
・私も音楽のピアノに進みたいと思っていたので、今回、話を聞いて、やっぱり音楽に進みたいと思いました。母が音大出身なので、厳しい意見を受け、今もずっと悩んでいるのですけど、やっぱり自分の進路なので、毎日、コツコツと実技を磨いていきたいと思いました。
・講師の話を聞いて、世界観を広げることの大切さがよく分かりました。高校の間は、たくさんのことに興味を持って、何でもやってみようと思えました。また、今から努力をすれば、どんな夢でも叶えられるということを教わったので、頑張って夢に向かって努力したいなと思います。

⑧ 教育実習生(大阪芸術大学 芸術学部)
〔講師感想〕
 皆真剣に聴いてくれて、話した身としては、すごく話しがいがある二十分でした。
 案の定というか、アンケートを見て、やはり得意不得意で進路を決めようとしていた子が、大部分であったと思います。私自身もそうでしたが、決してそれが間違いだとはいいませんが、せめてそこに自分が将来何をしたいのかを考えて、その結果を加味してから進路を決めてください。
 私の話が、皆の参考になったのなら幸いです。ありがとうございました。
〔生徒感想〕
・妹が美術方面に進みたいと言っていたので、私の中に「芸大」という選択肢は今までなかったのですが、自分も小説を書いたりしているので、そういう道も視野に入れて考えてみようと思います。また、文系は一番苦手な英語をやらされるらしいので、今からでも英語を頑張ろうと思います。
・私は数学が得意なので、「理数系だな」と思っていたけど、今日の話を聞いて文系の道もあるかなと思った。小説やマンガを読むのは好きなので、文系の道も頭に入れようと思った。
・大学に入るまでも大変だけど、入ってからも大変。でも、自分の好きなことだからこそ頑張れる。1つの道を究めるということはどういうことのか、学べた気がしました。大学での生活を身近なことから話していただけたので、面白かったです。
・今の成績の得意、不得意で、文系や理系をすぐに決めてはいけないということを言っていました。自分の趣味で大学を決めた方がよいということも聴きました。焦って大学を決めずに、しっかりと考えて決めるのも良いと言っていて、すごく安心できて良かったです。