「人生のすべてを使って謎を解く」
— 1 Day College生徒感想から—
円周率から始まる数学の世界
高橋太 先生 (大阪市立大学理学部数学科 教授)
高橋太 先生 (大阪市立大学理学部数学科 教授)
皆さんは『円周率 π 』の定義を知っていますね。えっ?「3.14じゃないのか?」って? 円周率 π は円の「円周の長さ ÷ 直径の長さ」として定義される数学定数で,小学校時代から皆さんもよく知っているものです。この講義では,そのように身近な円周率 π が,解析学や幾何学など現代数学の諸分野で大活躍する様子を見て行きます。日ごろ見慣れた π の姿とは一見変わった,なんとも不思議な,謎に満ちた一面も垣間見ることができれば,と思っています。
大阪市立大学理学部〔生徒の感想〕
- 東大の入試問題など,今まで解いたことがない問題に挑戦できて楽しかったです。大学で学ぶことも習いました。大学での勉強が少し楽しみになりました。特に,ラマヌジャンの公式をいっぱい勉強したいです。
- 円周率って不思議な数字だと思いました。公式も難しそうで大変そうだと思いました。とても話が分かりやすかったです。
- 円周率を求める方法に,ユニークな方法があって驚いた。完全な円周率を求めるのは不可能だと悟った。大学でやることはややこしいので,高校でどれだけ経験を積むかが重要だと思った。
- 昔の数学者は,人生をすべて使ってでも円周率の謎を解き明かそうと何人もの人が挑んだが,まだ円周率の関係が解き明かされていないところがとても不思議だと思った。とても説明がわかりやすくて楽しく講義を受けることができました。