サンデー毎日に掲載されました
今年度の大学入試結果概要 進路指導部
23年度はセンター試験利用私立大学が昨年よりさらに10校増加し、合計504大学となり、センター試験志願者も増加、56万人弱に達した。さらに、受験率もここ5年間で最高の94.4%を越え、景気低迷により学費負担の少ない国公立大学希望者が増加している事の表れである。その上、今年度のセンター試験の平均点が14点ほど上昇し、自信をつけた生徒が国公立大学に出願したため、国公立大学の平均競争率が一段と高くなった。関西圏国公立大学では募集人員17660人に対して志願者88057人、(昨年85167人)で、平均倍率が6.6倍から6.7倍に上昇し、一層難化した。
私立大学の平均競争率が低下した中で、家政、看護、教育・保育系統など国家資格取得の系統が大幅増加した。関関同立産近甲龍の8大学のうち近畿大学と同志社以外は志願者数が減少、大幅減は関西学院大学と甲南大学であった。
国公立大学が非常に狭き門となっている中、本校では昨年以上に国公立大学の合格者数が増えた。その内容もすばらしく、国立大学医学科に初めて現役合格を果たし、京阪神大学も昨年の12名から20名に増加した。また、私立大学においても関関同立の合格者数が昨年の161名から242名と大幅に増え、大躍進した。防衛医科大学にも初めて合格するなど、昨年に続き今年の卒業生も大健闘した。
それがサンデー毎日の「難関大合格者が伸びている全国400校」で、西日本で40位として取りあげられている。今後一層、生徒の持っている力を伸ばしてあげたいと思う。
今、雲雀丘学園中学・高等学校は、「人間教育」と「学力向上」を柱に学校改革している最中である。生徒達が、学校生活を通して自然と学びに向かう姿勢をつけ、精神的にも肉体的にも成長していけるようプランづくりを進めています。