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神戸大学 

神戸大学 大学院人文学研究科 河島 真 准教授
敗戦の舞台裏 -ポツダム宣言受諾の過程-
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 1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾して連合国軍に降伏します。戦地では圧倒的な戦力差の前に敗走が続き、国内でも空襲による被害が拡大する中で、政府・軍部はそれでも戦争終結を決断することができず、日本に降伏を促すポツダム宣言を一旦は黙殺しました。しかし、広島・長崎に対する原爆投下、ソ連の参戦など、日本をめぐる軍事的・国際的環境がさらに悪化する中で、1945年8月10日の未明、ある条件付きでポツダム宣言の受諾がようやく決定されます。当時の政治家・軍人はどのようにしてポツダム宣言の受け入れを決めたのか。この講座では、史料を使いながらその舞台裏に迫ります。

・プロジェクターとプリントがあり、とてもわかりやすかった。「ポツダム宣言を受諾」という1言だけど、その裏には何カ月も前から何人もの人が話し合いをし、最終的には天皇が受諾を決めるのはシナリオで決められていたのには驚いた。社会は苦手だけれど、聞いていて楽しかったし、興味を持った。最初に神戸大学の話もたくさん聞くことができ、受講して良かったと思いました。
(H1 女子)
・戦争を開始したところからポツダム宣言受諾、終戦までの過程を分かりやすく説明していただいて、より理解が深まりました。ポツダム宣言を受諾するということにこんな道のりがあったとは知りませんでした。文学部は文学のみをやっている学部と思っていたのですが、イメージが変わりました。(H2 男子)
・敗戦とポツダム宣言の受諾までの流れの講義でしたが、普段の授業やテレビでは紹介されていないような細かい話まで聞けて、私は近代の日本について興味があったので、とても面白かったです。そして何よりも、大学の先生による生の講義を久しぶりに聞けて、大学に行きたいという気持ちになりました。(H2 男子)
・とても興味深い内容でした。中学の時、日本の歴史の授業ではこんなに深い内容まで習わないので、改めて大学の授業は深いところまで研究したり、知ることができる場所だと思いました。深いことを知ったり、裏側や背景などを知れば知るほど、研究することがより楽しくなっていくように思いました。どこの学部であっても関係なく、物事のプロセスの大切さがわかりました。(H2 女子)。
・御前会議で人物をあてはめて会議を再現したのが面白かったです。私は軍司令部総長役だったのですが、読むのも楽しかったです。でも、実際あらかじめ決められたシナリオに従って御前会議が行われていたと伺い、驚きました。先生のお話はすぐに頭に入ってきて引き込まれるものだったので、またいつか、お話をお聞きしたいと思いました。(H2 女子)
・とても興味深く、わかりやすい話でした。特に御前会議の話はとても細かく、50分ではもったいないぐらいでした。(H2 女子)
・日本の敗戦はポツダム宣言の受諾のだいぶん前に決まっていたのには驚きました。敗戦まで異論案人の思惑が混ざっていておもしろかった。とてもこの学問に興味がわいたので、こんな学部に行きたいと思いました。(H3 女子)