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京都外国語大学 外国語学部

英米語学科 坂本 季詩雄 教授
恋も仕事も手にするハリウッド映画のヒロイン9.jpg

 全世界共通に通じる言語形式ってなにでしょう?英語でしょうか?いいえ。論理です。といってもそれほど難しいことではありません。最初の段落で、まず自分の言いたいこと(主張)を言います。そして、その理由をあげます。次の段落でその理由を例を挙げて説明します。最後の段落でもう一度主張を繰り返して終わります。この形式を使えば、言葉の違いを乗り越えられます。この形式で、ハリウッド映画で恋とキャリアを手にするヒロインが、アメリカ社会の変化により生まれた事を紹介します。
(生徒感想文)
・映画のヒロイン像は年代によって変わっていることから当時の社会状況や考え方が見えてくることが分かりました。映画の内容に注目して、これ方映画を見ていきたいと思います。
(H3女子)

・私は大学に入って就職して、結婚して、子供を産もうと考えていたが、昔のアメリカでは結婚が最優先だったということに驚いた。女性は子供を産んだ後、社会に戻るのは困難だという問題がある。男性にも女性にも住みやすい社会が築かれればよいと思いました。(H3女子)

・キリスト教に基づくアメリカ社会からの転換が見られて面白かったです。多民族国家であるアメリカがキリスト教という鎖から離れて多様な人種、文化、習慣を認めていくということはかなり大きいことだと思いました。(H3 女子)

・女性は時代によって将来に向けて目指すものが変わっていたことにとてもびっくりしました。そして、それが映画に反映されていてすごいなぁと思いました。今の時代の考え方も何年かすると変わっていくのかも知れないですね。(H2 女子)

・現代のアメリカ社会とは全く違って、50年代、勉学よりも婚約を優先するという、今では考えられない世の中になっていたと知り、大変、驚いた。こうして映画の中からでも沢山の事柄が読み取れるのだなと改めて実感しました。アメリカが価値観の多様性を認めたことも、時代の変化によるものだなと思いました。(H2 男子)

・ハリウッド映画は時代を反映させていました。昔は、女性の立場は弱かったのに、今では恋も仕事もがんばる映画のヒロインのような世界になって嬉しいです。また、差別がもっとなくなればいいと思いました。(H2 女子)

・1950年代の女性は、勉強、仕事よりも結婚の方が大切と考えていて、びっくりしました。また、様々な差別反対運動が行われて、今に繋がっているのだと改めて実感しました。新しい映画の読み取り方が分かりました。(H2 女子)

・アメリカでは16歳で結婚していた時期があったと知ってびっくりしました。でも、とても楽しそうな生活をしていたんだなと思いました。DVDを見せてもらって授業をしてもらうなど、とても楽しい授業でした。大学生になったら、このような授業を受けてみたいなと思いました。(H2 女子)

・映画を通して社会の背景を見て考えていく、楽しい授業でした。知らないものを学生がプレゼンテーションをする授業の形は、学生にとって調べて話すという点で重要だと思った。  (H2 女子)
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