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合格体験記(3)-大阪府立大学地域保健学域看護学類-

私は高校1年の頃からどうしても行きたい大学がありました。しかし、数学や化学がとても苦手で思うように点数が伸びず、一般入試での受験は難しいとわかりました。本格的に受験を考えるようになった高校2年の終わりごろ、小論文と面接で受験が出来る推薦入試を知りました。しかし、推薦入試は非常に難しく、リスクが高いものだということも知りました。なぜなら、センター試験、一般入試の勉強と平行して、小論文や面接の勉強をしなければいけないからです。このように推薦入試は難しいと分かって悩みましたが、第一志望の大学に絶対行きたかったので、センター試験、一般入試の勉強と並行して、推薦入試のための勉強も始めました。
 私が受験勉強を本格的に始めたのは、高校3年の5月頃からでした。私は部活をしていたので、引退という区切りが付くまでなかなか受験モードに切り替えるのが難しかったです。私は、塾や予備校に通っていなかったので、受験に対する勉強の方法やどんな参考書がいいかなどが分からず悩みました。しかし、学校の教材を中心に、基礎を固めるための問題をできるだけたくさん解き、知識を増やすことから始めました。そして、この勉強を夏休み前まで続けました。
 夏休みに入ってからは小論文の対策も始めました。まずは受験する大学の過去問題を自分で解いて、それを先生に添削していただくことから始めました。これを3年分したあとは、自分で探した他大学の小論文を解いたりしました。何度も何度も「ダメだし」をされて、ペンで真っ赤に改善点の書かれた原稿用紙を見て悔しくて「もっといい文章を書くんだ!」と思いました。最後はほとんど意地だけで続けていたと思います。沢山書けば書くほど自信がつき、受験本番では今までで一番良い文章が書けたと思います。
 私は10月から推薦入試本番までの1ヶ月ほど、センター入試の準備と推薦入試の準備との両立が出来ずに悩んでいました。その時に一番支えてくださったのは、雲雀丘学園の先生方でした。頑張るのは大事です。しかし、頑張りすぎて、から回りするのは間違いだということを実感しました。
 最後に、私が第一志望の学校に合格した一番の要因は、「諦めなかった」ことでしょう。皆さんの中にも行きたい大学があるけれど、点数がたりないと思って志望校を変えようと悩んでいる人がいるかもしれません。そのときには、一般入試だけではなく違う目線で推薦入試という選択肢も考えてほしいと思います。みなさんも後悔をしないように、めんどうくさがらずに広い視野でいろいろな可能性を探してください。自分に甘くならずに最後まで自分の可能性を信じてください。応援しています。