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教員対象の防衛大学校研修会に参加して-(2)-

自衛隊2.jpg「高い志を持った優れた生徒達に、防衛大学を、受験してほしい。」
10分間の挨拶ののち、石川入学試験課長より入試概況の説明が30分、その後の質疑応答が30分であった。
今年の防衛大学入試は、例年通りの推薦採用試験、一般採用試験に加えて、総合選抜採用試験、後期日程一般採用試験の2種類が加わった。推薦採用試験では、活動実績が顕著であることが求められている。この総合選抜採用試験は、基礎学力だけでなく、集団行動を含む適性能力、協力しておこなう問題解決能力、基礎体力などを総合的に見る試験である。石川課長の説明から、防衛大学で学んでいける適性を持ち、強く入学希望している生徒を選抜したいとの意向がわかった。
後期日程一般採用試験は、一次試験が3月2日で、人文社会科学専攻も理工学専攻も、英語(50分)、数学(人文40分、理工60分)、国語(人文60分、理工40分)の3教科マークセンスである。二次試験は3月15日で口頭試験と身体検査が行われる。
 質疑応答では、今年度新しく導入された入試方法についてのことや、入校後リタイアする生徒や任官しない生徒の割合、受験で合格したが入学しない生徒の割合など、防衛大学側としては厳しい質問もあったが、懇切丁寧に、そして包み隠さず真摯に受け答えしていただいた。リタイアする生徒は、ほとんどが学業不振者とのことであった。集団生活など人間関係でリタイアする者は少ないらしい。