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one day college(大学職員の出張講座)-神戸大学-

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文学部(大学院人文学研究科)
敗戦の舞台裏
-ポツダム宣言受諾の過程-
1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾して連合国軍に降伏します。戦地では圧倒的な戦力差の前に敗走が続き、国内でも空襲による被害が拡大する中で、政府・軍部はそれでも戦争終結を決断することができず、日本に降伏を促すポツダム宣言を一旦は黙殺しました。しかし、広島・長崎に対する原爆投下、ソ連の参戦など、日本をめぐる軍事的・国際的環境がさらに悪化する中で、1945年8月10日の未明、ある条件付きでポツダム宣言の受諾がようやく決定されます。当時の政治家・軍人はどのようにしてポツダム宣言の受け入れを決めたのか。この講座では、史料を使いながらその舞台裏に迫ります。

(感想文)
・授業が思っていたよりも何倍もおもしろくて、今までにない授業だったのが印象深いです。劇のような授業で、役を与えてたくさんの人が参加できるのは、新鮮に感じました。(高1男)

・宮下規久朗先生から始まった50分間、とても集中することができました。授業の始まりからしっかりと心をつかまれました。(笑) 今まで、日本は「これ以上戦争を継続することは不可能だ」と、政治家の人たちが全員同意して受諾したんだと思っていたけれど、違うと言うことを知って驚きました。1条件か、4条件かを決める会議だったのに、多くの人が動いて1条件に決定していたと聞いたとき、裏の画策があったことを知り勉強になった。(高1男)

・テレビや本などで見るようなリアルな戦争時の裏を感じた。なんだか話にスリルを感じ、楽しく講義を聴くことができた。元々歴史に興味を持っていたので、さらに裏まで知ってみたいと思った。(高1女)

・すごく面白かったです。神戸大学の文学部を受験したいと思いました。苦手な数学を克服しようと思います。(高1女)

・一つの事柄を深く理解していく大学の学問に、とても興味が湧きました。授業のテーマの「ポツダム宣言」についても、今まで勉強では歴史の流れを理解するための必要最低限の知識しか得られませんでしたが、50分間の授業を通して、いろんな人の思いや世間の情勢が絡み合っていく過程を学ぶことができました。(高1女)

・歴史が動いた瞬間のドラマ、人間の動きを知ることで、歴史上の事実がより近いものに感じることができました。歴史上の人物の言葉から考えを見入ることによって、より深く理解できたように思われました。歴史が一つの物語に感じられました。(高1女)

・ポツダム宣言は会議の末に天皇の聖断によって受諾することが決められたが、天皇の聖断はあらかじめ工作されていた。このような、授業で知ることができない歴史の裏舞台を知ることはとても面白いと感じた。(高2男)

・私が持つ文学部のイメージは、いろんなものの集まりでよくわからないものだったが、今回で文学部が何かわかった。自分の目標が細かく決められそうな気がした。(高2女)