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one day college(大学職員の出張講座)-同志社女子大学-

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生活科学部 食物栄養科学科
(講義内容)
食べもののおいしさと物理
食べもののおいしさは、甘・塩・酸・苦・旨という化学的な味だけでなく、硬さ・粘り・付着性など「テクスチャー」と呼ばれる物理的な性質に影響されます。さらに、テクスチャーは「レオロジー」という、ある時間、力を加えられて変形(流動)する物体の粘弾性で基礎づけられ、高校程度の数学(指数関数や微分)や物理で記述されます。ここでは食物科学専攻で行っている授業の一端を実験や加工実習(パン・アイスクリーム等)のスライドも含めて紹介します。

(感想文)
食べ物のおいしさは、味だけできるのではなくテクスチャーと呼ばれる物理的な特徴が大きく関係しているのは知らなかった。日本のパンには添加物が多く含まれていて3日ほどでも持つが、ドイツのパンには添加物がほとんどないので3日ほどすると、石のようにカチカチになってしまうのは老化といって添加物の影響は大きなと思った。添加物はあんまり体に良くないのかとも思った。(高2女子)

・普段なにげなく食べ物にも色々つくりがあってはじめて知れたことがたくさんあって聞けてよかったと思う。大学では単に実験だけをしているのではなく実験といっても色々な実験があり、分析をしたりしていてすごい勉強になった。(高2女子)

・食品物性学は、2次機能である思考を研究していていく学問で化学的性質よりも物性的(テクスチャー)性質を重要としているとははじめて知れた。私は食品化学専攻していきたいと思っていたので、その道に進んだらどのような知識が必要で、どのようなことをするかを見聞できてよりこの道に進みたいと思えました。(高3女子)

・私は食品関係に興味があります。なぜなら、私が普段食べているものは、どういった工夫があって商品化されてスーパーなどに売られているのかが気になるからです。あと、その食品は人にどのような影響を与えるかが知りたいからです。
同志社では学校の授業で和菓子の講義があると聞いて、私はその講義を受けてみたいと思いました。なぜなら、和菓子が好きなのもありますが、作ってみたいからです。(高1女子)

・観点ゼリーに砂糖を添加するのは、甘さのためではなくて、ゼリーに透明感を出したりするためだとか、食べ物を美味しいと感じるのは味だけではなくて、固さや粘性なども関係しているということを知って面白いなと思った。普段なにげなく物を食べているだけだけど、そこに注目してみるとたくさん物理的、化学的なことが起きているのだなと感じた。(高1女子)

・硬さ、もろさ、粘性、弾性力など食べ物についてたくさんの研究がされていると知りました。同じ水でも温度が違うだけで粘性が違ったり、寒天ゼリーに砂糖を加えるのは、甘みを足すだけでなく、透明感を出すためでもあるということなど初めて知ることばかりでした。
(高1女子)