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one day college(大学職員の出張講座)-龍谷大学-

社会学部 社会学科
(講義内容)
戦後から現代までの若者の青年期のあり方と社会の関係を振り返り、現在の青年期のさまざまな課題と問題を考察する。

(感想文)
・倫理の授業で学んだ「モラトリアム」を詳しく学ぶことができて、良かったです。興味のある話題だったので、聞いていて楽しかったです。私は近代の考え方よりも、昔の考えの方が良いのではないかと思います。人間には「悩む」ということが、生きていく上で必要だと思うからです。「悩みのない人生はつまらない!」と思いました。いっぱい悩んで、いっぱい泣いて、いっぱい笑う、それが青春ということ。

・青年期に悩むことは、近代の都市生活特有のものだと、初めて知った。時代背景を追って考えると、とてもわかりやすく理解できた。これからは自分で乗り越えていかなければならないため、大変な時代になったと思った。

・最近問題になっているいじめの問題等も含め、青年期の問題があらわれてきた歴史等を、分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。以前、倫理の授業で学んで、興味があったので、より深く学ぶことができました。

・以前から少年の心理に興味があったけれど、歴史的な背景などはまったく知らなかったので、勉強になった。今でもずっと大学名が就職には重要であると思っていたので、そうではなくなっていることに驚いた。社会的に、若者には色々と厳しい状況にあるということを改めて実感したが、それは逆に個々の能力がより重要になっているということであり、一人ひとりの頑張りが認められやすくなっているということだと思う。そのことに一人ひとりが気づけば、引きこもりなどが減るのではないだろうか。

・「青年期」という言葉の生まれたきっかけや背景として工業化、都市化があるというのにとても納得した。これから分かることは、子どもが大人になるまでに通る反抗期などは、子どもだけが原因なのではなく、大人がつくりあげてきた社会の言い方をすれば「被害者」であることが分かった。今の子どもをつくりあげているのは、自分たちよりももっと早くに子どもを経験している大人たち。昔の自分像を思い出して、今の子どもはどれほど違うのかをしっかり意識して社会が何らかの策を立てなければならないと思った。特に教師が率先して、責任をもって子どものためになる行動をとることが大事であると思った。

・青年期におけるモラトリアムは非情に大切な時間と考えられていた時期もあれば、逆に無駄な時間として批判されている時期もあり、とらえる人によって考え方が変わる難しい課題だと思った。この時期は自分にとてもとても大切な時期なので、よく考えていきたいと、講義を聴いて思った。

・日本における若者問題の移り変わりは、社会全体からだんだん身近な学校、家庭へと推移していることが分かりました。反抗期の子どもの心理が、どんどん内側に移行しているのは社会問題です。