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ScienceCamp in 鳥取大学米子キャンパス 発表会

米子キャンパスでの発表会だけがアップされていませんでした。5つのグループのうち,4つが中学3年生と高校3年生の組合せでどうなるかと心配でしたが,上級生がしっかりとフォローをしてくれたようで,どのグループも良い発表となりました。

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司会は医学科でウイルス学分野を指導されている釜洞先生に担当していただきました。

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最初のグループは保健学科で病態検査学講座を担当されている広岡先生に指導していただき,「食事による胆嚢の形態学的変化に関する超音波学的検討」というテーマで発表しました。食事の前後での胆嚢の変化を超音波診断装置で計測した実習のようすを話してくれました。

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2番目のグループは司会をされている釜洞先生に指導していただき,「ウイルス感染による細胞の形態変化の観察」というテーマで発表しました。細胞を培養した上で,インフルエンザウイルスが細胞に感染したときに細胞の形態が変化すること:細胞変性効果を説明してくれました。

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3番目のグループは医学科で統合生理学を担当されている木場先生に指導していただき,「神経活動を見てみよう」というテーマで発表しました。ネズミを驚かしたときの血圧や心拍数の変化を測定したことや,麻酔下で血圧を変化させたときの神経活動を交感神経に電極を差し込んで測定したことを話してくれました。

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4番目のグループは大学院医学系研究科で遺伝子機能工学を指導されている久郷先生に指導していただき,「正常細胞とがん細胞の違い 細胞形態と染色体」というテーマで発表しました。がん細胞ががん抑制遺伝子のはたらきで正常な細胞に戻ることを遺伝子導入によって確認したこと,がん細胞の染色体の不安定さが関係していることなどを発表しました。

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最後のグループは生命機能研究支援センター長の難波先生に指導していただき,「遺伝子探索分野」というテーマで発表しました。自分自身のDNAを抽出したこと,共焦点レーザー顕微鏡で細胞を観察したこと,フローサイトメトリーをおこなう装置などを話してくれました。