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金環日食にまつわる本

いよいよ、来週月曜日は金環日食が見られます
早朝に学校で行われる観測会には160人ほどの参加者がいると聞いています
太陽のリングがうまく見えるといいですね
図書室にも関連した本を展示しています
日食観測ガイド2012/藤井旭 (学研)
日食のすべて/大越治・塩田和生 (誠文堂新光社)
金環日食2012 (ニュートン臨時増刊)
 など

関西では282年ぶり、前回は江戸時代(将軍・徳川吉宗の頃)ということになります
今と違って市井の人たちに何の情報もなかった中、人々はどんな気持ちで空を見上げていたのでしょう
でも、そんな時代に日食という不思議な現象を、前もって予測していた人物がいました。天文歴史学にも通じる数学者の渋川春海(1639-1715)です。今から300年前、観測と計算によって日食がおこることを言い当てていたのです
そんな渋川春海を主人公にした小説が 天地明察/冲方丁(角川書店)

当時の将軍から「日本独特の暦」を作る一大プロジェクトに駆り出された渋川が、20年にわたり奮闘し挫折しながらも成長していく生涯を描いた作品です。当時の天文学や和算に興味のある人は読んでみては?
今秋にはV6の岡田准一さん主演で映画公開予定。2010年本屋大賞受賞作品です


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