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日本の古典・続

日本の古典を知っておこうという人のために、マンガ以外にもう一つ紹介

角川学芸出版のビギナーズ・クラシックスシリーズ・日本の古典です
原文(一部)とわかりやすい現代語訳、解説に加え、イラストや系図、その当時の町の地図などの資料もついているのでシリーズ名通り、入門書といえますね

このシリーズは源氏物語、枕草子、土佐日記、とりかへばや物語などの「日本の古典」(既刊31冊)以外に
十八史略、唐詩選、易経 などの「中国の古典」と たけくらべ/樋口一葉、こころ/夏目漱石、舞姫/森鴎外 などの「近代文学編」もあります

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 ビギナーズ・クラシックス・日本の古典    一番奥の壁側書架が古典のコーナーです

もう一つ 日本語の古典/山口仲美 (岩波書店) は、1冊の新書の中に奈良時代の「古事記」から江戸末期までの30作品を、日本語史の研究をしている著者ならでは、登場人物の言葉使いや擬音語・擬態語の効果などを取り上げながら解説しています
限られた数ページでの紹介ですが、時代順に取り上げているので、時代背景や流れも踏まえながら読み進められる古典の入門・紹介書だと思います