雷のこと
本当に今年の夏は、落雷やゲリラ豪雨が各地で多発しましたね
先週も雨と雷のひどい日がありました。ちょうど図書室にいた人達は、大阪市内まで見渡せる窓から、雷鳴と稲光を目の当りにして「今の、あの辺に落ちた!」
ベンジャミン・フランクリンが「雷放電は、雲の中の電気的現象である」と証明したのは1752年。フランクリンが、凧揚げをしている実験は有名なので教科書でも見かけますね。260年たった現在でも、まだまだ雷の研究は続けられています
カミナリ博士こと河﨑善一郎さん。著書の雷に魅せられて~カミナリ博士、その謎を追う(化学同人)は、雷にまつわる様々な誤解を解きほぐし、雷から身を守る方法や雷を求めて世界を旅した模様ながど、専門書ではなく一般の人向けに書かれています
北陸地方では、冬になると下から上る雷!が見られることがあるそうです。写真もありましたが、なんだか不思議な感じです(下からサンゴのように枝分かれして広がっている)
そんな雷を間近で、且つ安全に見られる場所が尼崎市にありました
雷対策の専門メーカー・音羽電気工業の実験施設「雷テクノロジーセンター」です。本来は製品テスト用の装置だそうですが、一般見学を始めたところ、夏以降問い合わせが多くなり、予約殺到だそうです。写真を見るとかなりの迫力。ちょっと体験してみたいですね。音羽電工ホームページをみると「雷写真コンテスト」も催していました。今年はたくさんの応募がありそうです
ちなみに雷は夏の季語ですが、稲妻は秋の季語です。夏から秋の雷は雨を伴い、農作物に実りをもたらすものです。落雷のあった田んぼでは稲がよく育つと考えられ、雷の光を稲の妻、稲妻と呼ぶようになったとか