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国際平和デー

 今日9/21は国際平和デー:International Day of Peace です

 そこでスピーチを一つ紹介します。2003年アメリカで行われた平和集会で、13歳のシャルロット・アルデブロンさんが湾岸戦争後のイラクの子どもたちを思いつづった 「イラクの子どもたちはどうなるの?」 です
 ミサイルを受けて悪性のがんになった少年、治る病気でも経済制裁のせいで薬が手に入らず亡くなった赤ちゃん、身体は元気でも心に大きな傷を抱える少年、戦争や紛争が始まると真っ先に犠牲になるのはいつも子どもたちです

『イラクに住む2400万人の半分が15歳以下の子どもなのです。1200万人の子どもです。私のような。(中略)
 ですから、私のことを見て下さい。よく見て下さいね。イラク爆撃のことを考えるとき、私のことを思い出してほしいのです。みなさんが破壊し、殺そうとしているのは、私のような子どもなのです』

 これは、当時のイラクに限らず、現在も世界中のあちこちで起こっている戦争や紛争にも言えることです。 このスピーチは、いろんな言語に訳されて世界中に広がりました。同世代の少女が語ったスピーチです。大人はもちろん、ぜひ、みなさんも読んでくれるといいなと思います

心をゆさぶる平和へのメッセージ ~なぜ村上春樹はエルサレム賞を受賞したのか?(ゴマブックス)

      

 2009年に作家・村上春樹さんがエルサレム賞を受賞した時に、体制と人々を『卵と壁』に例えて語ったスピーチを取り上げた1冊ですが、1992年の地球環境サミットでの伝説のスピーチといわれるセヴァン・スズキさん(12歳)、シャルロットさん、2人の少女のスピーチも掲載されています