« 芸術の秋です | メイン | 芸術の秋、続いています »

もう少し芸術の秋

  毎年11月の第3土・日を中心に美術館・博物館・資料館などの文化施設が無料で開放される「関西文化の日」というイベントがあります。今年は明日、明後日の2日間にあたります。すべての施設ではないですし、日程も多少違いがあるようなので、詳しいことは関西文化.com のHPや、駅などに置かれているパンフレットを見てみて下さいね。昨日掲載した神戸市立博物館はエントリーしていませんでした、残念

 今日はそんな美術館や博物館での仕事の本です
しごと場見学! 美術館・博物館で働く人たち/鈴木一彦(ぺりかん社)
5教科が仕事につながる 美術の時間/松井大輔(ぺりかん社)

       muse8.jpg
  このシリーズは他の仕事場、各教科 それぞれそろっています 

 よく知られているのは学芸員です(資格が必要) 資料である作品を集めて保存、研究したり、展示の企画・運営等に関わる職種です。大学の時に専門にしていた分野を担当して、研究や調査をして作品の「探偵」のような仕事をおこない(いつどこでだれが、の5W1Hのような調査)論文を書いたりもするそうです
 東京の国立科学博物館では、毎年1体ずつ同じ種類のネズミの標本をもう何年も作り続け(引き出しに並べられた様子は見た目はほとんど同じにみえました・・・)何十年も先に調査するかもしれない誰か(研究者)のためにデータとして保存している様子がテレビ番組で取り上げられていました。未来のために行う仕事もあるんですね

 最近は
キュレーター・・・・・資料収集の研究に携わり、専門知識をもつ。展覧会の企画者
エデュケーター・・・教育普及活動を行う、展示の解説や教育プログラムに携わり
            来館者の学習支援を行う
という職業も耳にするようになりました。自分の発案・企画した展示をたくさんの人に見てもらうのは嬉しいしやりがいもありますよね。他にも展示デザイナーや美術品輸送スタッフなどいろいろな職種が紹介されています
 ちなみに、美術館などで作品の合い間、座っている職員の人を見かけますが「それは、学芸員ではないです」とのこと。学芸員はあくまでも「裏方」だそうです

 そんな学芸員でなくても、美術に関わる仕事はあるものです
『警視庁・美術特捜班』 さていったいどんな仕事? 次回につづく!