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レ・ミゼラブル

 新しい年があけました。この1年がみなさんにとって良い年になりますように!
今年もブログや図書だより、カウンターでみなさんの読書の案内役をめざします
 
 今年の1冊目は何にしようかと思っていたら、始業式終了後、蔵書検索をしていた中学生(男子)に「レ・ミゼラブルはどこにありますか?」と尋ねられました。先月映画も公開されたばかり、彼も映画を観て「すごく良かった!」とのこと。さっそく文庫本で全5巻の作品を紹介したところ「・・・・」 大作なんです。結局、マンガ版もあるよというと、とりあえずとそちらを手にしていました
 その後、検索結果の残ったパソコンを見た別の生徒の「わあ、校長先生の話聞いて、さっそく探しに来てる!」という声を聞いて、始業式の校長先生の話でも話題に上がった事が判明、それでは図書室からも

 『レ・ミゼラブル』(Les Misérables)は、1862年にヴィクトル・ユゴーによって書かれた大河小説です。日本でも明治時代には、邦題「ああ、無情」として黒岩涙香によって翻訳されています。TVアニメ「少女コゼット」を見ていた人もいるのでは?
 図書室には、文庫版全5巻(新潮社)、海外児童文学作品シリーズ・上下巻(福音館書店)、マンガで読破シリーズ(イーストプレス)を所蔵しています

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 原作はもちろん、この作品はミュージカルでも有名。ロンドンやニューヨークでロングラン公演され人気があり、日本でも映画に続き春から舞台でも上演されます。歌われる曲もよく知られていて、『民衆の歌(The People's Song)』や、 数年前、話題になった英国の歌手・スーザン・ボイルが最初のオーデション番組で歌った『夢やぶれて(I dreamed a dream)』もこのミュージカルの曲です。もちろん上映中の映画でも歌われています
 映画は、子どもの頃から吃音に悩み英国史上最も内気な国王と言われたジョージ6世を取り上げた「英国王のスピーチ」で知られるトム・フーバー監督によるもの
「レ・ミゼラブル」は原作を知らずに映画を観る人もいるかもしれませんので、内容はこちらを参考に

 心の窓

校長先生のお話と一緒に紹介してあります