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NIEという取り組み

 NIE:Newspaper in Education と呼ばれる、学習に新聞を取り入れる試みが広がってきています。(例えば新聞の投稿欄に掲載されることを目標に、みんなで書く練習をするなど)
 校内にも、主要6誌の夕刊を読めるスペースができました。図書室下の3階のウッドテーブルのあるコーナーです。せっかくなので、図書室の「週刊朝日中学生ウィークリー」と「JapanTimes 週刊ST」(ほぼ英文の新聞)の2誌も置いてみました。

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 新聞にはこんな活用術も
新聞で学力を伸ばす~切り取る、書く、話す/齋藤孝(朝日新聞出版)
 新聞を「切り取り、メモを書き、人に要旨・コメントを話す」トレーニングをして、実用日本語を身につけようというものです。意味を多義的に持っている文学作品に対し、新聞で使われているのは一義的で明確に1つの意味を伝える、誰が読んでも意味が異ならない実用日本語。
 『実用日本語』は訓練をしないと身につかないけれど、訓練すれば誰にでも身に付く一生モノのスキル。そして「感性豊かに自分の気持ちを書いた」文章だけでなく、「意見を明確に論理的に書く」文章も身につけていくよいと齋藤さんはいいます。

新聞の力~新聞の読み方で世界が見える/橋本五郎(労働調査会)
 中学生の時に新聞記者になりたいと思い、夢をかなえた橋本さん。新聞を作る側から、歴史に残るスクープはどうやって生まれるのか?や取材の裏側「オフレコ発言」て何?など新聞がどうやってできるのかを、実際の記事やコラムを取り上げながら語った1冊。

 他にも、新聞との関わり方を書いた新聞の読みかた/岸本重陳(岩波書店) 池上彰の親子で新聞を読む!(毎日新聞社)  池上彰の新聞勉強法(ダイヤモンド社)などもあります。