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フィギアスケート

 今日は男子フィギアスケートを題材にした物語です。「男子」は珍しいですね。
そして今大会、男子フィギアといえば19歳の羽生結弦選手。日本男子フィギア初のゴールドメダリストです。

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クリスタルエッジ 1~3/風野潮 (講談社
 元選手でコーチの父を持ち、小さい頃から当たり前のようにフィギアスケートを続けている中学2年生の桜沢輪。親友や天才スケーターと言われる同世代のライバルがいるなか、思うような結果が出せずにいます。
 自分は恵まれた環境のおかげで、人よりうんとうまく滑る事が出来るだけ。ここにきて自分が好きでやっているのか、期待してくれている父親を喜ばせたいからやっているのか、スケートに対する姿勢に自信がなくなってきます。
 そして、スケートから離れてみる事を選んだ輪。そのことであらためて、スケートに向き合う自分の気持ちに気づかされていきます。

 1巻では「スケートを楽しんで」という言葉が何回か出て来ます。今朝、終わったばかりの女子フィギアでも、競技前の選手たちにさかんにこの言葉がかけられていました。楽しんで何かに取り組む人を観るのはいいですよね。

 大阪が舞台なので、テンポの良い大阪弁での会話(結構こてこて。風野さんは大阪出身)とスケートやバレエの詳細な描写も楽しめます。