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カラダ地図をかこう

 昨日は、健康診断・体力診断が行われました。
男女問わず身長の伸び具合を気にする人、多数。「又、伸びてた・・・」と女子、「まだ、伸びるかなあ・・・」と男子。

 外見もですが、健康診断では身体の中身も診断されます。
自分の身体の中身をどのぐらい知っていますか?どんな臓器があるのかは言えるけれど、位置関係を聞かれると自信ないなあ、の人が多いのでは?
 そこで、身体の内部地図を描けるようになろうという本を紹介します。

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トリセツ・カラダ/海堂尊、ヨシタケシンスケ・絵 (宝島社)

 著者はチームバチスタシリーズなどでおなじみで、現役の医師でもある海堂さん。世の中には身体のしくみを詳しく説明した専門書は多いけれど、トリセツ(取扱説明書)のように大体の事がすべてざっくりわかる本がない。では、自分で作ろう。中高生に理解でき、本を読み終わる頃には自分のカラダ地図が描けることを目的にしようと思い、作ったそうです。
 カラダ地図とはカラダの内部のイラスト。つまり手術でお腹を開けた時どういうふうに見えるか、ってこと。
 専門用語は出てきますが、身近なものに例えたり、ちょっととぼけたイラストを用いたりして楽しく紹介してあります。

 ちくわの真ん中には穴が開いています。ヒトのカラダの真ん中にも、口からお尻の穴までつながる消化器官という穴があいています。そう!ヒトのカラダはちくわの仲間なんです!というところから始まります。ちょっと楽しそうでしょう。
 読み終わったら、ぜひ本の表紙にも使われているカラダ地図を作ってみてください。あ、当たり前ですが本には直接描きこみしないこと。付属の白地図をコピーしてください。

 カラダは私たちから決して離れることのないたった一つの持ち物。皆さんはこれからカラダ一つでいろいろな体験・冒険をしていく。だからそのためには自分の道具をすみずみまで知り、活用することは生き抜くための最低条件だと海堂さんは言います。
 また、将来医師を目指す人は、この本に書いてあることくらいは中学生のうちにぜひマスターしてほしいそうです。