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赤毛のアンのこと

 今年は日加修好85周年。テレビでは、ドラマ「花子とアン」も放映中ということもあってか、現在全国を モンゴメリと花子の赤毛のアン展 (後援:カナダ大使館、カナダ観光局、プリンス・エドワード島州政府観光局) が巡回中です。会場では日本初公開となる2人の貴重な資料も見る事が出来るようです。
 大阪は夏休み中に、その後神戸や京都でも開催されるようなので興味のある人は足を運んでみてはどうでしょう。

  日本でもカナダに負けないくらい人気のロンブセラー 赤毛のアン/モンゴメリ・著 村岡花子・訳 (新潮社)は、昨年で出版105年目を迎えました。

 グリン・ゲイブルスに暮らす年老いた兄妹マシューとマリラは、働き手となる男の子をと希望して孤児を引き取ることを決めます。しかし、2人のもとへやって来たのは11歳の少女アン・シャーリー。
 赤毛にそばかす、やせっぽっちetc...山盛りのコンプレックスを抱えたアンは、あきれるほどおしゃべりで、ロマンチックと空想にふけるのが大好き。おまけに頑固でちょっと気が短い。でも、明るくて自由奔放なアンの事をいつしか二人は愛おしく思うようになります。
 1巻では少女から、思春期(この頃のアンは赤毛が嫌で髪を染め、それはもう大変なことに!)を迎え、教師の道を選ぶまでが描かれています。

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 その後もシリーズは、当時の時代背景をおりこみながら、夢だった教師となり、恋をして結婚、出産、子育て、アンの生涯を全12冊に渡り綴っています。中にはアンの娘が主人公になったり、友人や村の人々を描いた作品もあります。

 その一連のシリーズの翻訳を手がけたのが「花子とアン」の主人公・村岡花子さんです。村岡さんはのお話は、また明日。 ごきげんよう。