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フード・マイレージ

 本日、エコ弁当の日でした。お弁当、うまくいきましたか?
図書室からは、今回のキーワードにもある「フードマイレージ」のお話。
 フードマイレージとは、食べものの量と運ばれてきた距離を掛け合わせた数値で、国の食糧事情を表す目安のひとつ。日本はその値が世界一なんだそうです。
 つまり、多くの輸入食料品に頼っている→輸送等で必要とされるエネルギー量が多い→多くの二酸化炭素を排出している、こと。環境の事を考えるとそんな世界一は返上したいものです。
 エコ弁当の日は、できるだけ地産地消の食材を使ってお弁当を作ることで、環境をよくできることを知り、環境を考えるきっかけにしてほしいとの願いがこもった行事です。

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フード・マイレージ~あなたの食が地球を変える/中田哲也 (日本評論社)
 「食」とは極めて個人レベルの営みで、どこで何をどう食べようと個人の自由。他人が口を出すべきことではないかもしれないけれど、間違いなく私たちの「食」は世界とつながっています。
 フードマイレージが高いということは、輸出国はもちろん日本自身の資源や環境に負荷を与え、大量の食糧の長距離輸送による温暖化ガスの排出を伴います。
 では、どうすればいいのか?それがもう一つのキーワード、地域で生産された産物をその地域で消費するという取り組み「地産地消」なんです。フード・マイレージの第一人者でもある中田さんの手がけた入門書。


コンビニ弁当16万キロの旅/千葉保、コンビニ弁当探偵団、高橋由為子 (太郎次郎社エディタス)
 コンビニの売り上げナンバーワンのお弁当。定番の幕の内弁当で、食材の約7割を外国産が占めているそうです。その足取りをたどってフード・マイレージに換算すると・・・・。
 他にも、輸入する農作物などについて「もし自国で作ったら」と考えた時に必要とされる水「バーチャル・ウォーター」についても、わかりやすく詳しく説明されています。ざっと計算すると、あるコンビニの牛丼弁当1つ作るのにかかるバーチャル・ウォーターは2トン!だそうですよ。