調べものをする時は
いよいよ明日から文化祭です。
新学期になって、クラスで進めてきた色々な取り組みは完了しましたか?
今週は図書室でも調べものをする中学生の姿もちらほら見られました。
世界の高い山ベストテンを調べにきた中1生。教科書の地図帳やインターネットでは、ベスト3やベスト5までしか出ていなかったそうです。地理の棚をみてみましたが見つからず。 では、図書室にある巨大な地図帳ならどうでしょう?
ありました!世界の高い山ベストテン、標高も記載されていてばっちり。早速メモを取り教室に持ち帰りました。
左の写真、世界最高峰のあの山です。 世界大地図帳(平凡社)。
*写真の彼は分厚いメモ帳なので問題ないですが、薄いプリント類にメモを取る時は本の上では書かないでね。
せっかくなので調べものをする時の注意を少し。
先にも書きましたが、便利で手っ取り早いし「ネットで調べたら・・・」と思う人が多いですよね。でもネットの情報は正しいとは限りません。
特に誰かほかの人に向けてする発表には、自分で確認した情報や、間違っていた時に誰かがきちんと責任を取ってくれる情報でないといけません。
例えば、世界規模で利用できるインターネットのフリー百科事典サイト「ウィキペディア」 ページ一番下にある『免責事項』を読んでみてくだい。
「本サイトは、あなたに対して何も保証しません。本サイトの関係者(他の利用者も含む)は、あなたに対して一切責任を負いません。あなたが、本サイトを利用(閲覧、投稿、外部での再利用など全てを含む)する場合は、自己責任で行う必要があります」 (Wikipedia:免責事項 より一部引用)
とあります。もしその情報が間違っていたら引用した方の人がでたらめを書いたことになります。これに対して、地図帳(本や新聞なども)は、出版社や著者名が記載されて何かあれば責任をとってくれるのです。先生方や私が本を使って調べよう、というのはそういうことなんです。
もちろん、インターネットがダメなのではないですよ。正しい使い方をしましょう、ということです。