12月の図書だよりから ③
観光・レジャー産業の分野から。
689 真夜中のディズニーで考えた働く幸せ~シリーズ・14歳の世渡り術/鎌田洋 (河出書房新社)
「ディズニーの〇〇の神さまが教えてくれた」は、ディズニーランドで働く人たちと来園者の様々なエピソードを集めたのシリーズ。既刊3冊は図書室でも人気があります。これは、そのシリーズの著者である鎌田さんの自伝的な1冊です。
新婚旅行で生まれて初めての海外、アメリカのディズニーランドを訪れた鎌田さんは、そこでディズニーの魔法にかかり一気に魅了されます。数年後、ディズニーランドが日本に進出するとわかると、勤めていた会社を辞めて採用試験に挑戦。でも、受けても受けても不採用。5回目の挑戦でやっと採用され、「ああ!これであこがれのディズニーで仕事ができる!」と喜んだのもつかの間、配属されたのは閉園後のパークで働く「夜の清掃部隊:ナイトカストーディアル」。
真夜中のディズニーランドには、パレードどころかミッキーもミニーもいません。
落胆とともにはじまったディズニーでの仕事でしたが、そこで出会ったのが本家アメリカのディズニーからやって来た「掃除の神さま」ことチャック・ボヤージンさん。
彼との出会いが鎌田さんの意識を変え、人生に大きな影響を与えていくのです。
あきらめずに挑戦し続けてきたこと、仕事を通して学んだこと、その哲学が語られています。
ただ今どちらも貸出中。 鎌田さんの「ディズニー〇〇の神さま」シリーズ3冊
ディズニーから影響を受けたという人がもう一人。 言語の分野から
830 夢をかなえる英語はディズニー映画が教えてくれた/飯田百合子(サンマーク出版)
留学経験もなく、帰国子女でもない。「英語力ゼロ」のレベルから、国際会議の同時通訳をこなすまでになった飯田さん。
大好きなディズニー映画を英語のまま、何度も何度もみていたことによって、頭に自然と英語が刷り込まれていったといいます。ディズニー映画で英語を勉強するときに必要なルールや、作品中の英語のフレーズを紹介しながらの体験談。