« 図書室の風景 | メイン | グローバル研修ということで »

自転車のルール

 今月1日に改正道路交通法が施行され、自転車による交通違反がより厳しく取り締まられることになりました。
 信号無視や2人乗りなどはもちろん、スマホ・ゲーム機等の操作をしながら、イヤホンで音楽等を聴きながら、傘をさして、などの「ながら運転」 これまで問題とされていましたが、今回これらが「危険行為」とみなされ3年間で2回以上の取締を受けたら、安全講習の受講が義務づけられます。
 対象者は14歳以上なので、中高生ももちろん含まれます。

 本来自転車は高い潜在能力を持っているのに、それを十分に引き出すノウハウは意外に知られていないのでは?新書2冊を紹介します。

          jtns1.jpg

それでも自転車に乗りますか?/佐滝剛弘 (祥伝社)
  自転車に乗っていてに「車道と歩道どちらを走る?」と迷った事があると思います。ここを疑問にするのは、先進国では日本だけだそうで、諸外国では「鉄道は線路を走る」のと同じくらい「自転車は車道を走る」が浸透しているそうです。
 誰でも乗れる簡単な乗り物は、危険な乗り物でもあります。暴走自転車、マナー不在、と車や歩行者からも厄介な目で見られがち。
 自転車愛好家であり、自転車事故の加害者になったこともある著者が、自らの体験を通して自転車の抱える諸問題の解決策を提案します。

自転車で行こう/新田穂高 (岩波書店)
 自転車と言っても、ママチャリからMTBなどのスポーツバイクまで、種類も色々。小さい時からの付き合い「自転車はもう十分乗りこなしてるし」と言うかもしれませんが、この本では疲れずに遠くまで行ったり、もっと早く走れたりするコツ、パンク修理やブレーキの微調整など知っていると便利な基本整備のコツも伝授します。

 昨年度の自転車関連事故件数は約10万件。このうち死亡事故も少なくありません。通学や買い物、ちょっと遠出、健康のため、と用途は様々。その上、地球にも優しい自転車はルールを守って、安全に利用したいですね。