« 2016年03月 | メイン | 2016年05月 »

2016年04月30日

図書館記念日

 今日は図書館記念日です。

 昭和25年4月30日、無料原則 サービスとしての公共図書館の機能などを明らかにした画期的な文化立法である図書館法が公布されたことを記念して制定されました。

 「学校に図書室、近所に図書館があるのは知ってるけれど、利用した事がないなあ」「ネットで探した方が早いし」と思っている人、図書館は本が好きな人だけが行く趣味の場所ではありませんよ。

 図書館超活用術/奥野宣之(朝日新聞出版)
             tskckty1.jpg

 電車の乗り換えやお店を探す時などは、ネットが早くて便利かもしれません。でも、調べ学習の情報を集めるときはどうでしょう。ネットで検索ワードを入れて10万件ヒットしたとして、すべてを読むのは無理ですよね。
 しかも効率よく探したいからと皆、決まりきった検索ワードを入れてしまいがち。そうすると誰が調べても出てくる答えは同じ、結果、意見やアイデアも似たり寄ったりになってしまいます。
 そこで、自分だけの問いに自分だけの答えを見つけるために、図書館へ行って「検索」ではなく、「模索」してみよう。そのためのガイド本です。
 「お手玉式貸出」「借り本買い」「おとなの児童書コーナー活用術」など、読書は1冊のノートにまとめなさい(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)の著書で独自の情報整理術を提案している奥野さんの図書館利用法です。

 最近は祝日も開館している公共図書館も多くなってきました。連休中に近所の図書館デビューをしてみませんか?もちろん、学校の図書室も。

2016年04月27日

ちょこっとコーナー

 先日、地図の日を紹介したところ、ちょうど高2の地理で伊能忠敬を取り上げたと聞いたので、ちょこっとコーナーをつくってみました。

 雑学的なモノでは、兵庫、大阪、京都、都道府県別に身近な街の意外と知らない謎を読み解くシリーズ、地理・地名・地図の謎 /谷川彰英・監修(実業之日本社) など。

 コミック版・その時歴史が動いた/NHK取材班(集英社) の冒険・挑戦編には、伊能忠敬が子どもの頃からの夢をかなえるため、50歳の時に20歳も年下の天文学の研究者のもとに弟子入り、日本地図作りに取り組む姿が描かれています。

 又、授業で紹介されたのは 四千万歩の男・全5巻/井上ひさし(講談社)
16年かけ二歩で一間(約182㎝)という一定の歩幅で、日本を歩き尽した忠敬。実測の日本地図を完成させるために歩いた歩数はなんと4千万歩。その生涯を追いかけた長編大作です。

   iinosk2.jpg       519jPN9jpFL__SX344_BO1%2C204%2C203%2C200_.jpg

2016年04月25日

図書委員、始動

 今日から昼休みと放課後、図書委員のカウンター当番が始まりました。

 昼休みは利用する人が多く列ができるとプレッシャーになるし、初めての貸出業務、そばで見ていても緊張が伝わって来ます。
 でも大丈夫、ベテランの先輩委員がフォローしてくれます。慌てないで、確実にやっていきましょう。半年間よろしくお願いします!

              tsiin164.jpg

2016年04月22日

ひばりの図書室 4月号を配布しました

 本日、ひばりの図書室 4月号を配布しました。

 ラグビーの五郎丸選手のあのルーティンを一緒に考案した、メンタルコーチ・荒木香織さんが「心の準備」の大切さを語るラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 や長野県の高校にある日本では珍しい養蜂部の奮闘ぶりを描いたみつばち高校生 など紹介しています。
 
 中1生に向けては、先輩たちが中1の頃に読んだ本や中学生に貸出の多い本を集めた、おすすめ図書リストも併せて配布しました。本を選ぶ参考にして下さい。

              hbrtss04161.jpg
           中1生へのおすすめ本コーナー。もちろん他学年の人も!

2016年04月20日

地図の日

 昨日4月19日は「地図の日」でした。
伊能忠敬が、1800年4月19日に国土測量のため、蝦夷地を目指して江戸を出発したことが由来しています。伊能忠敬というと、日本で初めて正確な日本地図を表した人。国土の正確な測量のための第一歩ということで、「最初の一歩の日」とも呼ばれるそうです。

世界の地図を旅しよう/今尾恵介 (白水社)

              skictb1.jpg


 記号、道、境界、自然の造形、地図には各地域や時代の世界観が反映されます。何が大切にされ、どういう目的で作られたのかでも違ってくるそうです。

 例えば、地図記号。日本ではおなじみの郵便局『〒』は、世界共通ではありません。欧州を中心に多く使われているのは、イラストで描くような角封筒だし、ドイツやスイスでは楽器のホルンを四角く囲ったかわいい記号です(かつて郵便馬車の御者が楽器を鳴らしながら走った事にちなんで)

 日本の約23倍の広さを持つ広大なサハラ砂漠だって詳細地図があります。砂を思わせる黄色で塗られたそこには、砂の風紋のような模様が。それは砂と岩、定着している砂丘と動いている砂丘(!)とが区別して描かれているそうです。

 そして、興味深かったのは地図にあるウソ。アメリカのある企業では、企業防衛のため、びっしり掲載された地名の中に数個、ダミーの地名を混ぜておくそうです(もちろん誰にも迷惑のかからない場所に) そうしておけば、他社に複製されても一目瞭然、複製の証拠になるというわけ。日本でも似たようなことをしている企業があるそうです。

 地図には、今も昔も多くの労力がかかっています。
伊能忠敬が測量に費やしたのが、およそ16年。さらに、その後、地図の製作に取り掛かり、すべて完成させるまで21年かかったそうです。
 今のグーグル・マップを知ったら、ひっくり返っちゃうかもしれませんね。

2016年04月15日

今年の本屋大賞が決定

 全国の書店員さんが「最も売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」。先日、2016年の大賞が決定しました。宮下奈都さんの「羊と鋼の森」(文藝春秋)です。

                  htghgn1.jpg

 将来の夢も特になく、日々ぼんやりと生きる高校生の外村は、ある日偶然、体育館でピアノの調律が行われているところに居合わせます。
 もちろんピアノの音は知っていますが、その時、耳にした音色に、秋の夜に近い時間の森の香りを、生まれ育った山間の町を、感じます。
 その時、その音、調律という仕事と出会ったことが、自分の進む道との出会いになったのです。

 念願かない調律師となった外村は、様々な依頼主と出会い、求められる音を生み出すため試行錯誤の日々を送ります。
 音楽の知識も乏しく、ピアノの経験も音感もなく、技術に自信もない。しかし先輩たちのアドバイスをきいているうちに、依頼主がピアノを最も美しく奏でられるようにするためには、自信や才能の有無だけではないことに気づき、成長していく姿が描かれています。

 「大丈夫ですよ、いい羊がいるから」
 実は宮下さん、調律師さんから自宅のピアノの内部を見て、そう言われたことがあったそうです。ピアノは、鍵盤を叩くと内部のハンマーヘッドが連動し弦を打って音を出します。そのハンマーのフェルトは羊の毛で作られています。つまりタイトルの羊はハンマー、鋼は弦という意味。
 そして、主人公の外村が、ピアノという森、人生という森に入り込んでいく、という意味をふくませているのだそうです。

2016年04月12日

新入生も貸出できます

 図書室で貸出のために必要なのが学生証。
新入生のみなさんの手元にあるのは、まだ紙の仮学生証ですね。でも大丈夫、仮学生証でも同じように、4冊・2週間の本の貸出が出来ます。
 早速、利用している中1生もいますよ。

            krtc1.jpg
         図書室に来るときには、仮学生証 ↑ を忘れずに。 

 *春休みの長期貸出分は、明日13日が返却期限です。こちらも忘れずに!

 

2016年04月09日

入学おめでとう!

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。 
 一昨日の春の嵐から一転、昨日の入学式、今日の始業式は穏やかに迎えられ、新学期がスタートしましたね。
 (校内の満開の桜を見せてあげられなかったのが残念)

 図書室も本日よりスタートです。
たくさんの本が、みなさんに読まれるのを待っています! 

2016sns3.jpg  2016sns2.jpg
       春休み中に届いた本もあります。チェックチェック 。