オリンピック終盤
リオ・オリンピックも終盤です。今回も206の国と地域から選手が参加、それぞれの国でたくさんの人達が同じ時間に一喜一憂しているんだろうなあ。今回は日本人選手が大活躍、メダルの数も日に日に増えています。
昨日の卓球団体女子ではメダル決定の最終戦に、皆さんと同世代・15歳の伊藤美誠選手が挑み、ものすごい試合をみせてくれました。結果、見事銅メダル!
ところでオリンピックは本当に様々な競技があります。今回、オープンウォータースイミング(OWS)を初めて観ました。海で10キロ泳ぐ、水泳のマラソン的な競技ですが、これがなかなかいろいろすごい。日本選手も男女それぞれエントリーしていたことも知らなかったのですが、こちらも結果は男子は8位入賞です!
なんと今、OWSを観ていた高1女子と遭遇、盛り上がってしまいました。
JOAオリンピック小事典/日本オリンピック・アカデミー編著(メデイアパル)
オリンピックやこれまでの各大会の歴史、競技の紹介、記憶に残る選手たち、など事典というよりは雑学的な読み物としても楽しめます。
オリンピック/千野帽子・編(KADOKAWA)
オリンピックに関する新旧の多様な文学作品をあつめたアンソロジー。
東京五輪観戦記(三島由紀夫)は、1964年大会で多数書かれた観戦記から開会式、飛び込みや女子バレーなどが抜粋されています。古代ギリシャ趣味、宗教性、肉体の競演、国家間の戦い、オリンピックは三島の好む要素が凝縮されたイベントだったそうです。
ハモニカ兎(小川洋子) ある街でオリンピックの一競技が行われるというのに、誰もそれがどういう競技なのかを知らず不安がつのるばかり。そこで役所が説明書を作りますが、それが一層不安を掻き立てることに。多分私たちがよく知る『あの競技』なのですが、書かれた文書を読むと確かに・・・。
他にもオリンピックを誰も注目しなくなった世界で続く「大会」を描いた走る男(筒井康隆)や沢木耕太郎、山際淳司のノンフィクションなど掲載。
オリンピックの後にはパラリンピックが控えていますが、みなさんには新学期がひかえています。残り少ない今年の夏休み、思い残すことがないように!