« 慶応大学SFC情報 NO.1 | メイン | 慶応大学SFC情報 NO.3 »

慶応大学SFC情報 NO.2

前回に引き続き慶応大学からのレポートです。

Q:「入ってよかったと思うことは何ですか?」

A:

③入ってよかったと思うこと

入ってよかったなぁ~っというか、SFCって自分に合うなぁ~って思うことはよくあります。主に次の4つですね。

ⅰ.文理融合型教育

言ったとおり、SFCには理系と文系の人が混在していて、授業自体も、SFCにいる限り、総合系も環境系も両方学べます! こんな大学、日本の中で他にめったにありません。とても特殊です。 SFC内の人間関係の中で、誰が総合政策学部で、誰が環境情報学部かというのも正直わかりません。

僕が高2のちょうど今頃のことです。僕は理系か文系かどっちの進路か迷って、担任に相談した覚えがあります。なんで理系か文系か選ばないといけないんだろうってすごい悩みました。僕自身、どっちのタイプかはっきりしなかったし、どっちの科目もバランスよかったけど、これっていう得意科目もなかったんですね。何より、自分が大学で何を勉強したいか曖昧だった。

 あと、これは僕が今でも持っている勝手な持論なんですけど、自分っていう人間を成長していく中で、いろんな分野の知識は、全て一つにつながっていると思っていました。 よく、文系は数学が必要ないとか、理系は国語が必要ないとか消去方的に言う人がいるけど、それはちょっとおかしい。 だんだん、この国の受験制度とか受験勉強、理系か文系か無理やり分けさせられる体制が、すごくうんざりでした。

 だから、慶応SFCの説明会で、「SFCには文理融合というコンセプトがある」「文系、理系かは関係ない」という事を聞き、 僕は、「ここしかない」と思うようになりました。この大学に入ってみて、やはり思ったとおりだ!!ここは自分に適した場所なんだ!!って実感しました。

 ただし、全ての人に対してこのような場が適しているとは限りません。法律を真剣に学びたいのであれば、ちゃんとした「法学部」に進んだ方がいいでしょう。建築ならば建築学部、経済ならば経済学部に行けばいいと思います。デザインだけをただ単にやりたいなら、デザインの専門学校に行けばいいんです。

要するに、どのような視点で法律を習うのか、どのような方法で建築に取り組むのかが重要だと思います。誰もやったことのない視点で取り組みたい!自分のやりたいことは決まっているけど、別の分野からのアプローチをしたい!っていう人には、こんなに適した環境はありません。残念ながら、僕の周りにも結構いますが、「SFCは何を学んでも中途半端!」と愚痴ってる人もいることも事実です。

 

ⅱ.学生

 SFCには、個性豊かな人が多くいるとよく言われます。そもそも、慶応の学生というある種のブランドよりも、SFCの学生だというプライドのもってたりします。ⅰ.で言ったように、文系、理系さまざまな人がいるだけでなく、帰国子女の割合も高く、一般入試だけでなく、AO入試などにも力を入れていれています。特技を持っている人も比較的多いです。しかも、この大学で生活していく中で、その特技をさらに一つ、二つ増やしていこうとする人が多いですね。

SFCには、「ダブルメジャー」というコンセプトがあります。全然違う分野で、二つ以上自分の武器となる得意分野を育てたいんでしょうね。僕の周りの友達も、割と幅広い分野の人たちが多いです。SFCに来たからこその友達ですね。ホントに素晴らしい人たちに出会えたなぁーって思います。

  

ⅲⅣは次回へ