夏季講習教養講座(音楽)
昨日、今日の2日間「音楽大学受験体験講座、基礎演習」と題して、夏期講習を行いました。受講者数の予想は、2,3人かなと思っていましたが、何と8名!そこに高1の2名が参加して、計10名での講習会となりました。正直言って、音楽的な能力の差を心配し、期待半分、不安半分のスタートをきりました。
この講習の目的は、もし音楽系の学校(大学)を受験するなら、最低このような内容の学習が必要であると言うことを伝えることです。
〔内容〕
・「コンコーネ50番」1番~3番
伴奏付きの歌唱練習です。まず階名唱で旋律を知り、次に母音(Ah~)で曲想をつけて歌う。
(感想)私の講習への不安は吹っ飛びました。みんな音とれるじゃん!嬉しい!
・「新曲視唱」大阪音楽大学のグレードテストの過去問を使用。
8~12小節の単旋律を15秒~30秒程黙って読み、すぐに歌う。
・「聴音」 初体験の人もいたので、非常に簡単な8小節の単旋律をピアノで弾き、それを楽譜におこす。
(感想)これはさすがに苦労した人もいましたが、諦めずに取っていて偉いなあと思いました。
・「楽典」音楽理論の基礎学習
理解度は低いかも知れませんが、ドイツ音名から和音の進行まで簡単に説明しました。
・「リズムアンサンブル」手拍子のための音楽
4パートに分かれ、写真では分かりにくいと思いますが、ロックやラテン,ボサノバのリズムを手で拍子を取る,足で床を踏みならす,机をたたくなどの方法で表現するものです。体を動かし始めて、少しずつ楽しさを感じてきたようです。この教材は、高校1年生で使用しているものですが、全く引け目はありませんでした。それどころか、上達も早く、あと1日あれば全部譜読みが出来そうなくらいでした。
以上のような、内容の非常に濃い時間をもつことができました。音楽大学に進学するか否かは別として、長い人生、音楽は身近なものであって欲しいと願っています。(♪N.O♪)