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后の位も何にかはせむ

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 今朝のShortPowerupTimeは「更級日記」の第17段「后の位も何にかはせむ」を読んでもらいました。菅原孝標女によって平安時代中頃に書かれたこの作品は13歳から52歳までの約40年間の回想録ですから、「源氏物語を読みふけり、物語世界への憧憬に過ごした少女時代」を描いた冒頭の部分はお子さまたちと同じ年齢に当たります。后の位よりも、法華経よりも「源氏物語を読みふける」ことを最優先にしたいくらいの、何かにのめり込む気持ちは15歳前後のお子さまたちには経験があるのではないでしょうか。そしてそれが人生の中で大きな意味を持つことになるかもしれませんね。A.M.