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京都大学を肌で感じよう ④

8日におこなわれた京都大学公開講座の続きです。

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 2講座目は物理分野でした。原子核理論の國廣悌二先生による「超高温・高密度の世界-素粒子は溶けるか?」は、原子の基本構造を習ったばかりの高校1年生にとっては大きな壁になってしまいました。温度や圧力によって相転移が起こるように、素粒子の世界でも温度や圧力によって挙動が異なるのだという話をされていたのですが、短い時間では素粒子の概念を消化するので精一杯のようすでした。

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 3講座目は生物分野でした。植物系統分類学の戸部博先生による「植物は雄だって強い雌が好き」は、物理分野に比べると取っつきやすかったようです。被子植物の受精は夏休み前に習ったばかりですし、「競争は種子の適応能力を高め、進化に大きな役割を果たす」という結論もそれほど突飛な印象は受けないでしょうね。話に出てきたブナ科の植物であるクリ,ウバメガシを解剖して、受精していない胚珠の観察をしてみるのもおもしろそうでした。