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京都大学を肌で感じよう 再び③

 参加者の感想の続きです。

 この講座は京都大学理学部での6ヶ月間の体験授業の一次選抜を兼ねていて、僕は宇宙地球分野を第1志望に選びました。講義名は「月の地学」で月周回衛星「かぐや」のプロジェクトにたずさわった山路敦教授の講義でした。月の白い部分と黒い部分は石の種類が違うことや、「かぐや」の探査でわかった、今までの定説を覆す発見など、実際の「かぐや」のデータを使ってわかりやすく解説していただきました。 今年こそはぜひとも受かりたいと思いました。M.I.

 化学については,教授の話すスピードに驚いた。光合成がどのようなしくみで反応しているのかを詳しく話してくれたので,とても面白かった。(でも,半分以上は理解できていない…)数学については,「大学への数学」を読んでいて良かったと思った。ヤング図形や標準盤の説明など,前半はだいたい理解できたから。数学もやっぱり奥が深いんだなぁと思った。未だに,1/1-q=1+q+q2+q3+q4…や(x/dx)3x3=3!は理解できない。考えてみます。宇宙科学については,一番信じられているジャイアント・インパクト説を覆そうということは,とても大変だと思いました。それだけ真実を追究したいという気持ちが強いとわかった。物理については,見えない・捕らえられないニュートリノを調べるのに,とても大規模な装置を使っていた。ニュートリノを調べたい!という人がたくさん集まるとあんなものができるのかなぁ…人はやればできるんだなぁ。でもニュートリノを発見しなかたら,調べることもできない。実験結果から発見した人はもっとすごいと思った。
生物については,体が脊髄反射を一つおこなうにも,さまざまな反応が起こって,体を外界から守っている。当たり前を調べるのはとても難しいが,いつかは答が出ると思った。最後の講演だったのできつかった。
 全体の感想としては,身近な物質や現象を詳しく説明してもらえて,とても面白かった。聞いたこともない単語を少しだけ理解するとうれしくなった。大学の授業は予習が大切だとも思った。教授は話す言葉の意味を知っているという前提で話をしたからだ。S.I.

 京都大学理学部の先生方の講義を聞いて,とても貴重な体験をすることができました。化学は内容が難しくて話についていくのが大変でした。生物と宇宙地球はもともと興味があったので、なんとか理解しながら楽しんで聞くことができました。5つの授業に共通して、初めて聞く用語が多くて、理解をしながらレジュメをまとめるのは、思っていたのよりも大変な作業でした。けれども、今回の講演会を通して勉強になったこともたくさんあったので、講演会を聞きに行ってみて、本当によかったなと思いました。Y.S.