« 大学入試を考える(3) | メイン | 大学入試を考える(5) »

大学入試を考える(4)

3.AO入試の選考方法
 AO入試の選考については、主に次の3つのケースです。
①出願→選考(1次・2次)→合格発表
②出願→1次選考→センター試験→2次選考→合格発表
③エントリー→面談→出願→選考→合格発表

1次は書類審査、2次は小論文・体験授業のレポート・課題に対するプレゼンテーション・面接などです。また、1次の通過者に対して2次が課される場合と、1次2次ともに全員に行う場合があります。
国公立大は推薦入試と同じく、「センター試験免除」と「センター試験を課す」ことがあるので注意が必要です。また、例えば関西学院大学のように、AO入試でも英語が必要になってくるなど、学力試験を課す大学もあります。
AO入試では、エントリーシートに代表されるような提出書類はすごく多いです。「生徒会活動・部活動」、「部活動やボランティアなどの活動実績」、「資格等」、「将来の希望職種」、「自分の長所・短所」、「自己PR」「志望理由」などを、各種書類に記述することとなります。
また、当然ですが早い段階での対策が必要となってきます。大学によっては、8月に出願、9月に選考、合格発表を行う大学もあります。その大学に入りたい強い意志を持つ者を大学側は必要としています。ですから、模試で今一つ結果が出ないから、AO入試で…なんて、甘い考えを持っている方は受験しない方がいいと思います。また、センター試験などの学力試験が課される場合、ある程度の学力がないと、いくら面接や小論文でうまくいったからといってやはり合格は厳しいと思います。自分の実力も見据えながら、現実的に、しっかりと判断してほしいと思います。